おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。
この春から入園という方も多いでしょうか? 今日はそんな方のためにきっと役立つ、私の失敗談と解決法をご紹介します。
目次
■「自分で着替えられるように」と選んだ服が原因だった??
「自分で着替えてほしい」と、これまでは着やすい服ばかり選んできて、困ったのが幼稚園の制服!娘が「ボタンがとめられない!」というので、仕方なく着替えさせるようになって、気づけば1年。このままじゃいけないと思っていたとき、「幼稚園での着替えはどうしているの?」と聞いてみると、なんと「自分でやってる」と、着替えて見せてくれました。
かなり時間もかかり、手伝いも必要ですが、もう少し練習すれば一人でできそう。参りました!自分でできない原因は、練習の機会を与えていなかった私や、ぎりぎりに起床して慌ただしく出ていく今の生活リズムにあったようです。
子どもが自分でできるように工夫してみた3つのこと、一日の流れをご紹介します。
■工夫したこと3つは、時間・収納・やる気アップ
その1:スケジュール
子どもが自分で着替えるには、せかさず見守れる時間が必要。出発まで余裕の110分を確保。夜9時就寝〜朝7時起床を目指します。
その2:収納スペース
「自分で出して着る」ができるよう、手が届くおままごとキッチンとキッチン収納棚に制服をしまいます。
その3:着替えたくなるしかけ
好きなアニメの歌を“着替えソング”に。壁に貼れる鏡や好きなキャラクターのヘアブラシでさらに気分アップ。
では、実際の流れをご紹介しますね。
■勝負は前日の夕方から始まっています!
預かり保育を利用しているわが家のお迎え時間は、夕方の5時30分〜6時。夜9時就寝を目指すなら、5時30分にお迎え、6時にはお風呂、上がったら夜ごはん、が理想的。
そこで料理は定番の野菜おかずとお味噌汁、メインのお肉や魚は下味をつけて焼くだけ、煮るだけなどシンプルにして、手早くお迎え前にできるものにしました。多めに作り、お弁当用や作り置きとして置いておくと、翌日の準備もさらに短時間で済みます。合間に洗濯物を取り込んでたためるところまでたたみ、この間約40分ほど。最後にお風呂予約をして迎えに行きます。
PM5:30 お迎え。
PM5:50 帰宅、幼稚園の荷物の片づけ。園では、カバンとブレザーはフックにかけ、ベストとスカートはたたんでしまうのだそう。自分で片づけられるように同じ仕組みに変えました。
ちょっとしたシワには目をつぶり、慣れていて彼女がやりたいと思う方法を選びました。自分でやってくれると、料理の続きやお風呂の準備ができるので助かります。
PM6:00 入浴。入りたがらないことが多いので、好きな入浴剤を選ばせたり、音楽をつけたりして誘い込みます。(笑)
PM6:40 メインの料理が完成していないときは仕上げ。余裕があれば、食事までに少しでも調理道具を洗っておきます。
PM7:00 夫の帰宅が早いときはここから一緒に夜ご飯。その後、食洗機で後片づけ。
PM8:00 子どもと残った洗濯物をたたみます。家事が終わったら、好きな遊びを一緒にして、そのあとトイレや歯磨きを済ませてベッドへ。
PM9:00 就寝
■朝はテンションが上がる音楽からスタート!
AM6:30 子どもを起こす前の30分で、自分の支度、洗濯、お風呂掃除、お弁当作りなどを済ませます。
AM7:00 さぁ、いよいよ起床です。子どもを起こしてトイレを済ませたら朝ごはん。前日遅くなって「起きにくいかも?」と思うときは、テンションの上がる洋楽をかけて踊りながら寝室に入り、笑わせて起こしたりすることも。気分良く起きてもらわないと、その後もスムーズにいかないので、母も捨て身でがんばっています(笑)。
AM7:30 食べ終わると、着替えソングを選んで踊りながらお着替えスタート!
ふだんあまりかけないアニメソングですが、自分で着替えるときは“特別”と約束しているので、めげそうになっても頑張ります。始めた頃は30分くらいかかっていました。ここで活躍するのが扉の内側につけた鏡です。好きなキャラクターをイメージした水色に雪の結晶シールを散りばめて、なりきって準備しています。
AM8:00 カバンの中身を準備して、登園準備はほぼ完了。
ここまでできたらあとは自由時間です。着替えたら遊んでいいというのが、着替えるモチベーションになっているので、ここは必要時間(笑)。
AM8:30 2度目のトイレへ。トイレが原因で乗るはずのバスを何度も見送ったので、ここは余裕をもたせます。
AM8:45 玄関へ、出発です。
■自分で練習したからこそ、自分で次のステップへ
始めて1カ月ほど経った今では、着替えのスピードが格段にアップ!
さらに子どもにも嬉しい変化が!これまで練習してもできなかったブラウスの一番上のボタン留めとネクタイ結び。ある日、「先生に聞いてきた!」と一人でやって見せてくれました。さすが先生はプロ! どこがやりにくいのか、どう伝えればできるようになるのか、よくご存知なのですね。
「最初からちゃんと聞いて〜」と言いたいところですが、きっと自分で練習するようになって初めて、「どうしたらいいんだろう?」と考えたんでしょうね。ここでもこっそり反省した母でした(笑)。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー都築クレア
ブログ:楽にシンプルで美しい家づくり