おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
毎年、子どもの長い休みの前には、必ず「お片づけ時間」作ることから始めているライフオーガナイザーの三谷靖代さん。「新生活を気持ちよくスタートさせるためには、春休みのお片づけが大切なんです」という三谷さんに、昨年、取り組んだ子どもの小学校卒業後の「片づけ」の手順を教えてもらいました。
■別の部屋に全部出すことからスタート
最初にすることは、子ども部屋のものを、別の部屋に全部出すこと。全部出すと聞くと、「うわぁ、大変!」と思いますが、全部出した方が、作業が早く進むそう。小学6年生の持ち物はこんなにありました。
■色の異なる分類シートを使って分ける作業
全部出したものを、1つ1つ確認しながら3つに分ける作業をしていきます。
1.いるもの
2.いらない
3.わからない
3つのキーワードごとに、「収納の巣」の色がついた分類シートを使って、分けやすくしています。
■分けたものを、さらに2つに分けます
1の「いる」ものは、さらに「使うもの」と「とっておくもの」に分けます。
2の「いらないもの」は、「妹が使えるもの」「手放すもの」に分けます。「妹が使えるもの」には、体操服、給食エプロン、制服、アルトリコーダーなどがありました。「手放すものもの」は、すぐに家から出せるように分別しておきます。
3の「わからないもの」は、もう一度子どもによく聞いてから判断するのだそう。このときは、「私はもう使わないけど、どうしていいかわからないもの」ということだったので、三谷さんが判断したそうです。
■最後に元の子ども部屋に収納する作業
ここから部屋に戻す作業です。分けて残ったものは「使うもの」と「とっておくもの」だけに!
「使うもの」から、使いやすい場所に置いていきます。このとき、中学で使う教科書置き場も忘れずにスペースを作ります。「取っておくもの」は、「思い出」のものが多かったので、最後に保管場所を決めていきます。
すべての作業を終えたら、空間も気持ちもスッキリ! 長い休みの前のたびに、繰り返してやってきた「休み前の片づけ」のおかげで、「卒業後の片づけ」もスムーズに進めることができた、と三谷さん。
今回の片づけの前には、お子さんが一人で、山盛りになっていた塾のテキストの要点だけを取り出して、教科ごとにファイルする作業をしていたのだそう。
教科ごとにファイルの色を分ける!これは、使いやすそう。今まで積み重ねてやってきたことで、一人でここまでできるのは、親としても嬉しいことですね。
部屋がキレイになったあとは、
娘:「中学生になったら、できるようになりたいこと」
母:「中学生になったら、できるようになってほしいこと」
こんなことを話す時間を作ったそう。部屋が整ったあとだからこそ、考えやすいことかもしれませんね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー三谷康代
ブログ: Timshel
写真:三谷靖代
記事編集:秋山陽子