おはようございます。
ライフオーガナイザーの白石規子です。
新年度がはじまり、学校からたくさんのプリントを持ち帰ってくる子どもたち。日々増えるプリントにお手上げ!な方も多いのでは? 「プリントは子どもが自分で片づけています」という兵庫県在住のライフオーガナイザー、横田ちひろさんに、その方法を伺いました。
記事・写真:横田ちひろ
編集:白石規子
こんにちは。横田ちひろです。
子どもが授業でつかった資料やテスト、音読カードにお楽しみ会の冊子。
「親にとっては“いらないもの”でも、“子どもにとっては大切”なの?」と見守ったつもりが、結局は見返すこともなく、そのまま放置……。「捨てたくない!」「捨てていいのか、分からない」と、気づけばどんどんたまってしまい、大量のプリントで収納スペースはいつのまにかパンパンに!
そんな学校のプリント管理を、わが家では子ども自身が選別・片づけしています。
■学期中は“プリント用ファイルボックス”へ(ステップ1)
学校から持ち帰ってきたプリント。その場で「いらない!」と子どもがすぐに判断できない場合は、とりあえず、『プリント』というラベルを貼ったファイルボックスへ入れておくことにしています。
ざっくりと入れるだけで、細かい仕分けは不要。ファイルボックスの中だけ、と決めているので、あちこちに散らかる心配もありません。
■学期末ごとに、全部出して自分で選別(ステップ2)
学期末になると、子ども自身でプリント用ファイルボックスからたまったプリントを全部取りだし、選別をします。
当初は「捨てられない!」と残しておいたプリントも、持ち帰ったときから時間が経過しているので、あっさり処分することも多くあります。迷ったプリントは無理して捨てず、残しておきます。
分けかたは、4つ
・のこす
・すてる
・あげる
・まよう
また、「ママにあげる」と言われたモノや、子どもが“捨てる”と分けた中で「素敵だな。残しておきたいな」と思うモノは、わたしの思い出ボックスに引き取ることもあります。
■のこすプリントは教科別に分けて保管(ステップ3)
ステップ2で、“のこす”と決めたプリントは、“国・算・理・社・その他”に分けます。それぞれの教科名がついたクリアファイルにざっくりと入れ、『学校プリント 残すもの』とラベルをつけたバインダーにまとめて挟みます。これなら保管するのに、バインダー以上の幅を取りません。
プリントを教科別に分けておくと、中身を見返すときに便利。さらに、“分ける”行為が、娘にとっては「どんなものを大切に思って残しているの?」と、改めて気づくきっかけになっているようです。
こうしてわが家では、ステップ1~3を学期ごとに繰り返しています。
このプリント選別・片づけが習慣になったおかげで、“大量のプリントが1年間ずっと置きっぱなし!”ということがなくなりました。
プリントの選別と片づけの仕組みを通して、
・時間の経過とともに“自分にとって大切なもの”が変わることもある!
・大切かそうでないかは、その時の自分がじっくり時間をかけて決めればいい!
と、子どもがゆっくり学んでいってくれたらいいな……と思っています。
あなたは生みだされた時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てばうれしいです。
片づけ収納ドットコムのLINEでの情報配信開始しました!
ぜひ友だち追加お願いします。
ライフオーガナイザー 横田ちひろ
ブログ:親子を「はぐくむ」おうちの環境づくり~乳幼児・学童期の家庭環境保育~