おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
こまごましていて形が不揃いな裁縫道具は、意外と整理整頓がむずかしいアイテム。片づけのプロたちはどのように管理しているのでしょうか? 14人のライフオーガナイザーに、自宅で使っている裁縫箱を見せてもらいました。前編では、そのうちの7人の実例をご紹介します。
目次
実例一覧:
(後編はこちら)
■1. 見た目も素敵な「蓋付きのアタ製ボックス」
東京都東久留米市在住のライフオーガナイザー、服部美亜さんの裁縫箱は蓋付きのアタ製ボックス。裁ちばさみが無理なく入るサイズ感がポイントです。9歳の長男、6歳の長女、4歳の次男と、3人のお子さんがいる服部家では、頻繁に衣類のお直しが必要になります。
「裁縫は苦手なのですが……使い勝手がいいだけじゃなく、見た目もお気に入りの裁縫箱のおかげで、少しはテンションをあげてチクチクできるようになった気がします(笑)」。
そんな服部さんの裁縫箱に入っているものはこちら。太さの違うゴムを2種類ストックしているところが、小さいお子さんのいるご家庭ならでは、かもしれませんね。
取材協力・写真提供: 服部美亜
IHANA LIFE
■2. スタッキングできる「無印のキャリーボックス」
北海道札幌市在住のライフオーガナイザー、田川瑞枝さんの裁縫箱は「無印良品」の「ポリプロピレン収納キャリーボックス」。ハンドルつきなので、必要な場所にボックスごと持ち運べて便利。中の仕切り板は取り外し可能。収めるもののサイズに合わせて調節できます。
同じボックスを重ねて収納できる形状を活かして、田川さんは下段に使用頻度の低い裁縫道具を収め、上段に使用頻度の高い市販薬を収めているそうです。
上段のボックスが下段のボックスの蓋も兼ねているので、使用頻度の低いものを収めてもホコリが溜まらないのがうれしいですね。
詳しくはこちらで:
>>無印良品のキャリーボックスを二段重ねて
取材協力・写真提供:田川瑞枝
ブログ:Sapporo ちょこ*スタイル しあわせな お片づけ
■3. 100均にもあった!「ダイソーのキャリーボックス」
宮城県仙台市在住のライフオーガナイザー、はやさかひろみさんの裁縫箱も田川さんと同じ、ハンドル付きのキャリーボックスです。けれどもこちらは、100円ショップ「ダイソー」のもの。「このままリビングの引き出しに入れて、パッと取り出せるようにしています」というはやさかさんですが、裁縫はめったにしないそうです。
「裁縫が嫌いなので、作業に取りかかるハードルを少しでも下げておきたいんです(笑)」。苦手だからこそ、特等席に収納しているんですね。
詳しくはこちらで:
>>苦手な家事にも取り掛かりやすく
取材協力・写真提供:はやさかひろみ
ブログ:「ずぼラクお片づけ」はやさか ひろみ@仙台・宮城
■4. 使わなくなったものを再利用!「2段重ねの弁当箱」
神奈川県川崎市在住のライフオーガナイザー、田中知里さんは0歳から10歳までの4男1女の母です。子どもたちの衣類のお直し頻度が高い田中さんの裁縫箱は、意外なことにコンパクト。2段重ねの弁当箱を裁縫箱として使い、“修繕”のためのアイテムを厳選して収めています。
「修繕メインの裁縫箱だから、大きなものは必要なくて。実家で使われていなかったお弁当箱がちょうどよい大きさだったので、裁縫箱として活用することにしました」と田中さん。仕切りのない1段目には糸切りばさみやゴム、ボタンなど、仕切りのある2段目にはピンクッションや糸などを収納しているそうですよ。
詳しくはこちらで:
>>私の裁縫箱(1)
>>私の裁縫箱(2)
>>私の裁縫箱、その後
取材協力・写真提供:田中知里
ブログ:5児の母 川崎溝の口・鷺沼のお片づけサポーター 忘れんぼ母さんの日常
■5. 裁縫上手ならでは!持ち歩き用「キャンディ缶」
神奈川県厚木市在住のライフオーガナイザー、松井陽子さんはクローゼットオーガナイザー、骨格スタイルアドバイザーとしても活動中。「裁縫が一番の趣味」だという彼女は、持ち歩き用の裁縫道具をキャンディ缶に収め、自宅用とは別にして管理しているそうです。
「お客様宅でクローゼットを整理すると、お気に入りなのに修繕が必要で着られない服が見つかることがあるんです。そんなとき、必要であれば直してさしあげられるよう、このセットを持ち歩いています」という松井さん。裁縫上手さんならではの発想ですね!
詳しくはこちらで:
>>つい後回しにしてしまいがちなズボンのほつれ、その場で直しました♪
>>一軍のお裁縫道具公開!
取材協力・写真提供:松井陽子
ブログ:綺麗のたね 〜お片付けと骨格スタイル分析で見つけるあなただけの綺麗
■6. 箱じゃないから持ち歩きやすい「ポーチ2つ持ち」
裁縫箱という言葉のイメージから、裁縫道具の収納といえば“箱”を思い浮かべる人も多いかもしれません。けれども、神奈川県横浜市在住のライフオーガナイザー、ヤマモトアキコさんの裁縫箱は“ポーチ”です。「趣味のクロスステッチ刺繍に使う道具と、それ以外の道具を2つのポーチに分けて収納しています」というヤマモトさん。
上のポーチがクロスステッチ刺繍用、下の画像 ↓ のポーチが“それ以外”だそうです。「月に1〜2回、新幹線に乗るときにもポーチを持参して刺繍しています。こうしてまとまっていると持ち歩きやすいんですよ」。ヤマモトさんのように移動先で道具を使う機会がある場合、箱よりポーチの方が実用的かもしれませんね。
詳しくはこちらで:
>>私の裁縫道具。
取材協力・写真提供:ヤマモトアキコ
ブログ:ちょうどいい暮らしの作り方
■7. 収納テクが光る!「中学時代の裁縫箱」
神奈川県横浜市在住のライフオーガナイザー、宇高有香さんが愛用している裁縫箱は、中学時代に授業用として購入したもの。当時使っていた裁縫道具が、ほとんどそのまま収まっているそうです。「裁縫が嫌いで、めったにしないので、この程度で十分」という宇高さんですが、収納方法はさすがプロ!のセンスが光っていました。
キャラクターのイラスト付きだった蓋は必要ないので処分。上下段になっていた裁縫箱を分けて左右に並べると、「無印良品」の「ポリプロピレンケース引出式・横ワイド・薄型」に、まさかのシンデレラ・フィット! 引き出しを閉め(下の画像左)、収納スペースの扉を閉めると(画像右)、こんなにスッキリ。まさかここに中学時代から使っている裁縫箱が収まっているとは、誰も気づきませんよね。
詳しくはこちらで:
>>我が家の裁縫箱収納
取材協力・写真提供:宇高有香
ブログ:丘の上の家
後編では、さらに7人の裁縫箱をご紹介する予定です。びっくりするほどコンパクトな裁縫箱から、裁縫教室が開そうな裁縫箱ならぬ、裁縫コーナーまで! 楽しみにお待ちくださいね。
(後編へつづく)
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ライフオーガナイザー さいとう きい
ブログ:SMALL SPACES: 狭くても快適に