おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
狭くても古い家でも、家族の大切な場所。少しずつ家の中のものをリメイクすることで、快適な空間を手にしている広島のライフオーガナイザー南方佐知子さん。最近、ドアの色を塗り替えたそう。さっそく、その方法と効果を聞いてみました。
■ひとりでもできるDIYリフォーム〜ドアのペイント〜
築23年のマンション住まいの南方さん。年数が経つと、家の中の建具の色も剥がれてきて、気になっていたと言います。ちょうど、水漏れが原因でリフォームが決まり、これを機に「いつかやろう」と思っていたドアのペイントにチャレンジ!!5枚あるすべてのドアに色を塗りました。
DIYが得意な南方さんでも、さすがに5枚となると助っ人を頼んだそうですが、「1枚ならひとりでも簡単にできますよ」。さっそく、ドアをペイントするときのコツを教えてもらいました。
■色は絵の具を加えて好みの色に微調整
【準備するもの】
- 水性塗料 1.6リットル(2000円前後)
- ミルクペイント(800円前後)
- 好みの色の絵具
- 養生シート3~4本(100円均一で購入したもの)
- 刷毛4本
- ローラー2本
- ローラー替え(2本入り)
- ペンキを入れる受け皿(ローラーが入る専用受け皿)
まず壁と床に養生シートをはって、塗料が落ちても汚れないように準備します。養生シートの上に外したドアを立てかけ、ドアの汚れを拭きとっていきます。
塗料の受け皿に水性塗料を入れ、その中に好きな色のミルクペイントや水性絵具を加えて好みの色を作ります。南方さんは、絵具を入れて自分の作りたい色に近づけているのだそう。この方法は、薄めの色をつくるときにオススメ! 濃い色のときは、絵具を入れてもあまり変化がありません。
買った塗料をそのまま使うのかと思えば、自分の納得いく色を作れるなんて魅力的ですね!
塗るときのコツは、ローラーを使って表面を一気に塗ること。色ムラができにくいそうです。乾いたら裏返し、裏面も同じように塗っていけば終了!
ドア1枚の塗り替えであれば、1日あれば充分にできるそうです。話を聞いているうちに、DIY初心者の私でも、「家にあるボックス1つから塗ってみようかな!」という気持ちになりました(笑)。
■「ドア1枚」色を塗り替えることから始まる快適空間
「どんなに古くても、少しずつリメイクすることで自分の好きな空間になるんですよ」と南方さん。今回のペイントではすべてのドアの色を変える度胸はなく(笑)、5枚のうち4枚は無難な白で塗り、洗面所のドア1枚だけ好きな色にしてみたんだそう。
この1枚の「好きな色のドア」の効果は、予想以上!
今までは、身支度をするための「使うだけの洗面所」が、「ドアを開けても好きな空間としていたい」という気持ちが強くなり、こまめに整えるようになったのだとか。
それだけでは、ありません。
キッチンから洗面所のドアが見えるラインは、出したものをすぐに元の場所に戻すようになったそう。1枚のドアが「好きなドア」に変わるだけで、周りも気になるようになり、整えていく。さらに整う空間が広がると、その周りも気になり整えていく。こうして繰り返すことで、いつのまにか暮らしが整い、快適な空間となっていくのかもしれませんね。
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記事・写真:南方佐知子
ブログ:古くても狭くても大丈夫。一緒にみつける家ごこち
編集:秋山陽子