【イベントレポート】片づけ大賞2017(後編)リユース、ワーママ、発達障害……ファイナリストが語る片づけの事例

おはようございます。
ライフオーガナイザーの白石規子です。

2017年8月24日(木)、片づけ大賞2017が開催されました。後編では、ファイナルそれぞれの発表内容をお伝えします!
⇒前編はこちら

■千葉県在住 宮川奈未さん

【イベントレポート】片づけ大賞2017(後編)

リユースを活用し、クライアント様のご自宅をスッキリさせた事例。「捨てるなんてもったいない」と手放せなかったモノも、「欲しい!と思っている誰かがいるなら、手放した方がいいのかも」と思えるようになった、とおっしゃるクライアント様。“リユースはモノに新しい価値を見いだすことができる”という発表は、“片づけのその先”を示してくれる内容でした。

■福岡県在住 永津美保さん

【イベントレポート】片づけ大賞2017(後編)

高齢のご夫妻宅を片づけた事例を発表いただきました。誰にでも可能性のある、加齢による予備力の低下。若い頃には簡単にできていた片づけも、他のことで力を使い果たし、できなくなることがあります。暮らしの変化を考え、自分に合った、簡単な片づけや収納方法を知っておくことが大切だということ、そして、マニュアルのない“片づけという仕事”の臨機応変さを実感する内容でした。

■静岡県在住 あがたよしこさん

【イベントレポート】片づけ大賞2017(後編)

“働くママ”なら誰しも経験したことのある「ごめんね」という思い。仕事をしながらの子育ては、とても負担が大きいものです。特に、今回のクライアント様は、三つ子がいらっしゃるご家庭。「いざ!」というときに誰かに頼ることができる仕組みをつくることで、気持ちも、毎日の暮らしもラクになり、「ごめんね」を「ありがとう」に変えることができる、ということをお伝えいただきました。

■愛知県在住 浅井まり子さん

【イベントレポート】片づけ大賞2017(後編)

“女性が輝く職場づくりへの挑戦”をタイトルに、歯科クリニック様の片づけ事例を発表いただきました。複数の人が使用する場所だからこそ、共通のルールを理解し、ゴールを決めることが大切だということ。“自分にやさしい”を意識することで、環境を自ら変えていくことができる。働く女性に寄り添った目線でのサポート内容だと分かる、クライアントの皆さまからの感謝のお言葉もありました。

■福岡県在住 大津泰子さん

【イベントレポート】片づけ大賞2017(後編)

自身も発達障害児の母親でいらっしゃる大津さん。発達障害をお持ちの多くの方が苦手とする“片づけ”をサポートされています。「発達障害の子どもたちが一番つらいのは、無理解なのに熱心な人」だという佐々木正美先生の言葉は、発達障害の方以外にも当てはまること。大津さんの、“気持ちと特性”に寄り添った、やさしく、根気よい片づけの姿勢が印象的でした。

■千葉県在住 松林奈萌子さん

【イベントレポート】片づけ大賞2017(後編)

“片づけられない”理由は人それぞれ。人は、“使う・使わない”だけではモノの要不要を決めることはできません。そこに感情が存在するからです。クライアント様の「私が本当に求めていたのは、家族を大切に思う気持ちに寄り添って後押しして欲しい、ということだったと気づいた」というコメントは、“片づけるのはモノだけではない”ということを感じさせてくれました。

■大阪在住 今西ゆかりさん

【イベントレポート】片づけ大賞2017(後編)

ご自身も3世代で同居されている今西さん。3世代家族で住まう家の片づけは、今後訪れる介護の準備となること、家族それぞれの価値観を知り、絆を深めつなぐことなど、参考になる内容ばかり。これからのスーパー高齢化社会に向けて需要も増えていき、必要不可欠になることと感じました。

■大阪府在住 門野内絵理子さん

【イベントレポート】片づけ大賞2017(後編)

引越しオーガナイズとは、“引越しを通じて自分自身と暮らしを整えること”とおっしゃる門野内さん。大切なのは“引越しした後の整理ではなく、事前準備”。引越す前に、「新居での暮らしをどうしたい?」を、気持ちの面でも、実生活の面でも、しっかりと考えておくことで、引越し後、すぐに住居が整い、理想の暮らしをはじめることができる。環境が変わる前に必ず知っておきたい内容でした。

■栄えある『JOA片づけ大賞2017グランプリ』の発表!

【イベントレポート】片づけ大賞2017(後編)

松林奈萌子さんが受賞されました!

以前のお仕事を退職されてから、先祖代々までさかのぼってご自身にあった仕事を模索していたそうです。涙ながらに「片づけは、わたしの天職だと思っています!」キラキラと輝く瞳で、おっしゃっていた松林さん。これからのご活躍が楽しみです!

【イベントレポート】片づけ大賞2017(後編)

審査委員長の小松易様からの総評では、「“片づけ×○○”。この○○に入ることばは無限大。」「人工知能にさまざまな仕事が取って代わられる時代になったとしても、片づけは高度な思考が必要であり、その答えはお客さまの中にしかない。だから、片づけロボットはなかなか生まれない。片づけは、“人間らしい仕事”である。」というお話が。

“片づけのプロという仕事”の未来が、さらに楽しみになりました。

最後に、審査員の小島弘章様より来年の片づけ大賞についてのご案内もいただき、2017年の片づけ大賞はお開きとなりました。今まで以上にパワーアップした“新しい片づけ大賞”として、2018年夏、皆さまにお目にかかることを楽しみにしています。

【Japan Organizing Award 片づけ大賞2017 受賞者】
■片づけ大賞 松林奈萌子さん
■奨励賞 大津泰子さん
■審査員特別賞 今西ゆかりさん
■審査員特別賞 宮川奈未さん

片づけ大賞ホームページ
https://www.katazuke-taisho.com/

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写真:大谷正憲
記事:白石規子

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