ママの負担が減る! キッチン・オーガナイズの3つの工夫

おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。

今日ご紹介するのは、千葉県松戸市在住のマスターライフオーガナイザー、松林奈萌子さんのご自宅。松林さんは、6年前に購入したマンションに、ご主人と5歳の息子さん、生後10カ月の娘さんと暮らしています。

ママの負担が減る! キッチン・オーガナイズの3つの工夫

まだ手のかかる小さい子ども2人の育児中で、主婦として家事をこなし、ライフオーガナイザーとしてバリバリ仕事もしている松林さん。いったいどうやって時間をつくっているのでしょうか?

ママの負担が減る! キッチン・オーガナイズの3つの工夫  

その最大の秘密は、キッチンにありました。今回は、松林さんの時間を生み出しているキッチン・オーガナイズに関する3つの工夫についてお聞きします。

■1. ママだけががんばらない!パパにも料理をしてもらう

もともと料理が好きで、子どもが生まれてからはさらにキッチンに立つことが増えたというご主人。そのため、キッチンの収納は松林さん自身だけでなく、ご主人の使い勝手も考慮して整えています。

ママの負担が減る! キッチン・オーガナイズの3つの工夫

実は松林さんご夫妻は、「利き脳※」が真逆。見た目がよくて合理的な収納を好む「右左脳タイプ」の夫に対し、自分が納得するマイルールに沿った収納を追求する「左右脳タイプ」の妻。以前は、松林さんのマイルールを優先してキッチンを整えていたため、ご主人が料理をするたびに「あれどこ?これどこ?」と尋ねられたり、料理はしても片づけられずにケンカになったりしていたそうです。

※手に利き手があるように、脳にも利き脳があるという、京都大学名誉教授、坂野登教授の提唱する考え方。

ママの負担が減る! キッチン・オーガナイズの3つの工夫

「何がどこにあるかわかれば、もっと効率よく料理ができる」というご主人の言葉を受け、調味料は蓋まで透明な「チャーミークリアー」にすべて詰め替えてラベリング。調理中、いちばんアクセスのよい引き出しにまとめました。使用頻度の高いキッチンツールは男前なブラック、シルバーで統一して、調味料と同じ引き出しに収納。フライパンや鍋を買い換えるときは、ご主人に商品を選んでもらったといいます。

「何がどこにあるかわかれば、どこに戻せばいいかもわかるので、使うだけでなく片づけてくれるようにもなりました。キッチンに夫好みのアイテムが増えたおかげで、楽しく料理できているようですよ」と松林さん。子どもの離乳期はとくにキッチンに立つ回数が増えがちなので、ご主人の協力が得られると助かりますね。

■2. 二度手間をかけない! ゴミは捨てるときに徹底分別

シンク背面、食器棚の隣にあるのは、スリムなタワー式ダストボックス。上から順に、クリーニング店のハンガー、ゴミ袋、牛乳パックとペットボトル、生ゴミ、缶と瓶、プラスチックゴミと分けています。

ママの負担が減る! キッチン・オーガナイズの3つの工夫

松林さんがお住まいのエリアはゴミの分類指定が細かいため、捨てるときにきちんと分けておくことで、後で分類する手間を省くようにしているそうです。

「イラスト入りのラベルを貼っておけば、夫だけでなく息子もゴミを捨てるときに分類してくれるので助かります。同じ場所にゴミ袋を収納したら、気づいた人が気づいたときにゴミ袋を交換できるようになりました」という松林さん。同じ家庭内でも、場所によってラベリングの方法を変えるのもポイントです。

■3. ストック管理をシンプルに! 1カ所にまとめて収納

編集チームが松林邸のキッチンを拝見して驚いたのは、食品や日用品のストックの少なさ。子ども達が小さいとはいえ、4人家族の松林家。どのようにものを管理しているのでしょうか?

「わが家はスーパーが近いので、そこまでたくさんのものを抱え込む必要はないかなと思っています。7日分の防災用備蓄を分けて管理することで、普段使いするストックは使い切っても問題ないようにしているんです」と松林さん。

ママの負担が減る! キッチン・オーガナイズの3つの工夫

キッチン横に備え付けられたパントリーには、1週間分の非常食(3人分)と離乳食、粉ミルクに加えて、水やロングライフ牛乳、野菜ジュース、そしてガスコンロといった防災備蓄を優先的に収納。あまったスペースに、日常的に消費する缶詰、根菜、お菓子、ティッシュなどをストックするようにしています。家中のストックをまとめて収納することで、足りなくなったものが一目瞭然。補充もカンタン、家族にもわかりやすいと、いいことづくめだとか。

自分自身の使いやすさだけでなく、家族にとっての使いやすさや“好み”まで反映させた松林邸のキッチン。時間に追われるママたちの参考になりそうですね。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 松林奈萌子さん
ブログ:キラキラと輝く片付け法

記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:さいとうきい

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