おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。
突然ですが、子どもにどんなお手伝いをしてもらっていますか? わが家では「小学生になれば立派な戦力!」として毎日お風呂洗い、洗濯物たたみ、お花の水やり…といろいろなお手伝いをお願いしていますが、収納1つで“お手伝いウエルカム”になるかどうかが変わってきます。
■“洗う→炊く”の動線が短くなるお米収納
わが家がよくお手伝いを頼む家事に“ご飯を炊く”があります。
「お米を測る→お米をとぐ→炊飯器にセットする」という工程です。
実は、“ご飯を炊く”というお手伝いができるようになってから、わが家のお米収納の位置は変わりました。
現在のお米収納は、シンク下に2つある引き出しの
下の段の引き出しのいちばん左側です。
シンクに近いのでお米が洗いやすいというのもあるし、シンクの背面の棚に炊飯器があるので動線が短くなるというのもこの場所を選んだポイントでした。
■狭いキッチンに入らなくても手伝える収納場所
でも、いちばんのポイントは “キッチンの出入り口にいちばん近い場所”ということ。
キッチンはとても狭いです。お手伝いを頼むときはたいてい私も食事の準備中なので、火の周りや包丁を使う周りなど、キッチンの奥の方には子どもに入って来てほしくないのが本音。「手伝って」と言っておきながら、「もうっ、そこは邪魔! 危ない!!」と思ってしまうことも。「せっかく手伝ってくれてるのに……」「手伝っているのに……」と、お互い嫌な気分です。
そこで、お手伝いをお願いするときに“キッチンを拡大できる”収納の配置を考えました。それが、キッチンの入口にいちばん近い位置だったのです。
わが家の子どもたちは二人とも右利きです。
写真のように、お米の準備をするときは廊下に自分が座り、お釜も廊下に置いて、引き出しに入れた米びつから利き手の右手でお米をすくいます。
■“お手伝いしやすくて、お手伝いしてほしくなる”お米収納
このちょっとした収納の位置の工夫だけで、狭いキッチンに入ることなく、むしろ、キッチンよりも広い廊下部分で作業ができるようになりました。
自分のペースでゆったりできるお手伝いしやすい空間だから、「また手伝おう!」と思える子ども。料理の邪魔になることなくお任せできて“助かるしかない”ので手伝ってもらえるとすごくうれしいママ。
そして、ママに喜んでもらえてさらにうれしい子ども。
「子どもにお手伝いしてほしい!」と思うならば、お手伝いしやすい環境かどうかチェックしてみてくださいね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 中村佳子
ブログ: おかたづけのじかん