おはようございます。
ライフオーガナイザーの佐藤美香です。
飾っているときは、華やかなお雛様。でも、収納場所を確保するのは大変ですよね。わが家には、中2・小5・2歳と3人の娘がおりますが、お雛様も3姉妹それぞれにあります。子どもたちが管理しやすい収納に変えるタイミングで、親がとっておきたい子どもたちの手作りお雛様の収納についても考えてみました。
■吊るし雛、豆雛、1人にいくつものお雛様
わが家には、3姉妹それぞれの雛人形のほかにも、親戚からいただいた吊るし雛や豆雛があります。
長女の初めての桃の節句、私の父はお祝いに雛人形を買ってくれました。主人の叔母は、ちりめんの吊るし雛を作ってくれ、私の伯母は旅行先で豆雛を買ってきてくれました。
次女が生まれ、主人の母からお祝いを渡すから次女にも雛人形を買うように言われ、次女の雛人形を購入しました。
>>>3姉妹がいる家のお雛様 優先するのは飾る場所? 飾りたい気持ち?
私の母は、次女に豆雛がないのは可哀そうだと、次女に豆雛を買ってきてくれました。同じ理由で、私の伯母は、次女に吊るし雛を買ってきてくれました。
この時点で、娘2人にそれぞれ3種類のお雛様。よく言われる6ポケット(子ども1人に対して、両親・両祖父母と買い与える大人が6人いること)とは少し違いますが、まわりの大人が愛情を競っているように見えてしまい、喜びより違和感の方が大きかったのを覚えています。
ですが、歳の離れた三女を出産したことで、「娘たちのために作ったり買って来たりしてくれたのは、まわりの大人が元気で経済的にも心にも余裕があったからこそできたことで、それはとても幸せなことだったのだ」と思うようになりました。
長女と次女には、誰がいつくれたものかをきちんと話し、「大事にしてほしい」という思いを伝えました。三女には、主人に頼んで豆雛を買ってきてもらいました。吊るし雛は、長女が作ってあげるそうです…(本当か?)。
■大切にしてほしいから、子どもが自分で管理できる収納に
以前はいくつかの箱に分け、クローゼットの空きスペースにパズルのように収納していましたが、自分のものは自分で管理する方が大切に扱うのでは?と思い、出し入れが楽な引き出しの収納に変えました。「無印良品」ポリプロピレン収納ケース・横ワイド(約幅55×奥行44.5cm)をスタッキングして使っています。
軽いので、お雛様を飾る時には、自分で引き出して持って行くことができますし、お嫁に行くときは自分の分だけ持っていくことができます。
長女のお雛様は少し大きいので、長女の引き出しだけ少し深めのものにし、お手入れ用のブラシなど3人共通で使うモノは長女の引き出しに収納しています。配置は、深めの長女の引き出しがいちばん下、次女の引き出しは取り出しやすいいちばん上にしています。屏風と台座など、引き出しに入らないものは、同じクローゼット内の上の段に入れています。
■親の思い出は混在させない 子どものものとは別の収納に
わが家には、まだまだお雛様があります。長女と次女が保育園時代に作った紙粘土のお雛様が5組。毎年出すたびに、あちこちボンドで修繕しなければならないほどもろく、本人たちには「処分してもいい」と言われています。ですが、飛び出た目、背中に羽、あちこち白髪だらけ、そんな不細工なお雛様が、なんとも愛おしい。
子どもたちがお嫁に行くときに持たせるお雛様とは別に、私の思い出ボックスに収納することにしました。
思い出ボックスは全部で3つ。娘たちそれぞれの手紙や保育園のノートなどを収納しています。今後、三女のボックスには、さらなる力作が仲間入りするでしょう。
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3人の娘たちが嫁に行っても、この紙粘土雛を飾って、楽しみたいと思います。
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ライフオーガナイザー 佐藤美香
ブログ:愛家