おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
「ストレス大！ 嫌いだった衣替えから解放されました」、と話すのは、岡山県岡山市在住のライフオーガナイザーで、クローゼットオーガナイザーでもある西後真湖実さん。頑張らなくてもできる衣替えができるようになってからは、洋服を着るのが楽しくなっているそうです。
目次
■「頑張らなくてもできる衣替え」3つのポイント
「以前は、時間に追われながらの衣替え作業でした」と西後さん。服を1枚ずつ広げて、「要るかな〜？どうかな〜？」と、見直すだけでも時間がかかっていました。気がついたら「ごはんを作る時間だ！」、と作業中断もしばしば。衣替え完了まで3〜4日はかかっていたのだそう。
そんな西後さん、今では、掃除までして40分もあれば衣替えは完了するのだとか。その、ポイントは3つありました。
① 洋服は、クローゼットから取り出しやすく見渡せる量だけを持つ
② オンシーズンの服は、左側に集中収納
③ 洗濯後は、右側に戻すルール
■「決めたハンガーの数」と「ここに入るだけ」ルール
西後さんの洋服は、180×165×85cmの壁面にあるクローゼットに収まっているそう。
クローゼット左側にオンシーズの洋服、右側にオフシーズンの洋服を収納。上段にはハンガー62本、左側の上下段にボトムス5本ずつがかかっています。使っているハンガーは厚みが薄いマワハンガー。
厚み1cmのマワハンガーに洋服をかけたら、1枚あたり平均2〜3cmの厚み。西後さんは、165cm幅に67本のハンガーを使っているので、１枚あたり165cm÷67本=約2.5cm。クローゼットからの出し入れも楽にできる本数です。現在、空いてるハンガーが5本ありますが、これは「5着買ってもいい」というサインにもなっているそう。
引き出しには、インナー、ボトムス、ストール・マフラー、オフシーズンのパジャマ、小物などを入れているそう。ここでも、「この引き出しに入るだけの量」で管理。西後さんは、「ハンガーの本数」や「ここに入るだけの量」と持つルールを決め、さらには買い物の仕方も変えたそうです。
■買い物の仕方が変わると、衣替えのときに迷う時間がゼロに
「以前は、洋服だけを見て、『これ可愛い！いい！』と衝動買いしてたんですよ」と、西後さん。コーディネートも考えずに買うと、衣替えのたびに「着るかな？ 着ないかな？」と迷う迷う（笑）。それが、骨格診断やカラーの勉強をしていくうちに、「こんな丈のこんな色で、こんな質感のものが欲しい」と、ちゃんと目的を持った買い物をするようになったそう。
今では、「くたびれている」「着尽くした」という理由があるときに手放すだけ。着るか着ないかを迷う時間がなくなった分、疲れないし、衣替えの時間短縮になっているそう。
■衣替えは左右を入れ替えるだけ！
オンシーズンのものはクローゼット左側に集中させているので、衣替えは左右の入れ替えだけで完了！あ～簡単（笑）。基本的にはトップス・アウターの2つの入れ替え作業だけ。
① ノースリーブと長袖のハンガーの束をごそっと入れ替え。
② 半袖とアウターのハンガーをごそっと入れ替え。
なるほど、日々の洋服の出し入れも、左側の扉を開けるだけですべてが完了するわけですね。
■洗濯後の洋服を戻すときのルールで、時間短縮
さらに、究極のめんどくさがりの西後さん、洗濯後に戻すときのルールを1つ決めているそうです。それは、各収納場所の右側に戻すというルール。そうすると、シーズンの終わりの見直し時期には左側に着ていないものが集まるので、左側をチェックするだけの最小限の手間で完結するのだとか。
「以前は、『私はめんどくさがりだ』とわかっていても、『そうだ』と認めていない部分もあり、ちょっと頑張ればできるクローゼットに取り組んだことがあります。でもそこが、そもそもの間違いでした。ちょっと頑張る＝頑張らないとできない。そこに気がついてからは、“頑張らなくてもできること”を考えるようにしました。それが一目で見渡せるコンパクトな収納方法なんです」。
その結果、収納のストレスから解放されただけでなく、着たい服だけを持つことでコーディネートが楽しくできているそうです。
衣替えの季節にチェックしたい！クローゼット収納の記事：
・衣替えは見直しのチャンス！開けた瞬間ワクワクできて、機能的なクローゼットの整え方
・引き出しから出さずに衣替え完了！ 配置替えだけでオールシーズンのストールをすっきり管理
・季節の変わり目は衣類の見直しのチャンス！ 捨てられない部屋着も片づく「小さな見直し」ルール
あなたは生み出された時間で何をしますか？
何をしたいですか？
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
LINEでの情報配信を開始しました！ ぜひ友だち追加をお願いします。
ライフオーガナイザー 西後真湖実
Blog：うち・ごこち
編集：秋山陽子
