その支払い方法は大丈夫? キャッシュレス化の漠然としたセキュリティ不安を解消しよう


おはようございます。
ライフオーガナイザー の秋山陽子です。

最近、CMや番組の特集で、「キャッシュレス」という言葉をよく聞くようになりました。街を歩けば、「当店はキャッシュレス決済店舗です」「QRコード決済できます」といった表示をあちこちで目にします。

現金を長く使ってきた私にとって、キャッシュ(現金)なしで売買を済ませることにはどこか抵抗感(笑)。また、スマホの操作そのものが得意でない私は、「キャッシュレス社会になってほしくない」と、見て見ぬ振りをしてきました。ただ最近は、実際に近くのスーパーでもスマホを使っての支払い場面をみることが増えてきました。

その支払い方法は大丈夫? キャッシュレス化の漠然としたセキュリティ不安の解消法

「キャッシュレス社会は近い将来やってくる」、そんな実感と、同じくらいある不安……。

「そうですよね。でも、ただ不安がるのでなく、たとえば、セキュリティについて知識を備えておけば、安心と安全の自己防衛の一つにもなり、かつ便利に利用できるんですよ」と話すのは、広島のライフオーガナイザー の木原ことのさん

木原さんに、キャッシュレスのセキュリティについて教えてもらいました。

■街中に「キャッシュレス」の表示が増えてきた理由

キャッシュレスとは、現金(キャッシュ)を使わず に支払いをすること。現在は、国を挙げてキャッシュレス化を推進しています。2019年10月からの消費税増税への対応策として、クレジットカード、電子マネー、最も新しいスマホ決済であるQRコードなどを利用してキャッシュレス決済すると、5%のポイント還元を行う予定とされています。

この5%ポイント還元の実施期間は、2020年東京オリンピックまでの9カ月間だそう。さらに2027年までにキャッシュレス決済比を4割まで引き上げるための環境整備として、コンビニやドラッグストア、銀行までもがATMを減らし、キャッシュレスの対応に奔走しているのだとか。なるほど、これが、実感してきた理由なのかもしれないですね。

■「使うと便利そう」VS「セキュリティ問題」

よく見る「PayPay(ペイペイ)」などに代表される決済アプリによって浸透しつつあるスマホ決済。財布やクレジットを持ち歩かなくても、スマホさえあれば買い物やサービスの利用ができるという便利な支払い方法です。レジにスマホをかざしたり、アプリでQRコードを読みこむだけで、ほんの数秒で決済が完了します。

便利そうですが、先月の「7pay(セブン・ペイ)」での不正ログインニュースなどを耳にすると、やはり気になるのがセキュリティ問題。スマホ決済とは、本当に安心安全なのでしょうか?

■主なセキュリティは「生体認証」と「3Dセキュア」

「スマホを紛失してしまったら不正使用されるのではないか……」、そんな心配から、いくら「ポイントがお得だよ」と言われても、どうしてもキャッシュレス化には踏み込めない私。そこで、いちばん不安なセキュリティについて聞いてみました。スマホ決済のセキュリティとしてよく目にするのは、「生体認証」「3Dセキュア」です。

<生体認証>

指紋、瞳、顔などの生体情報を用いて個人を特定する認証方法です。

その支払い方法は大丈夫? キャッシュレス化の漠然としたセキュリティ不安の解消法

<3Dセキュア>

「3Dセキュア」とは、オンラインショッピングでクレジットカード決済をする際、不正取引を防止する本人認証手法のこと。

通常、クレジットカード決済時には、クレジットカード番号や有効期限等のクレジットカード情報の入力が要求されます。3Dセキュアでは、これに加え、事前にカード発行会社に登録した、本人のみ把握しているパスワードなどの情報を入力し、追加の認証を行います。これにより、不正取引のリスクを格段に下げることが可能となるのだそう。

その支払い方法は大丈夫? キャッシュレス化の漠然としたセキュリティ不安の解消法

■クレジットカード決済でよく見る「3Dセキュア」とは?

3Dセキュアには、現状、Ver.1.0とVer.2.0の2つの仕様が存在します。Ver.1.0は従来仕様であり、Ver.2.0は2016年10月に公開された次期仕様となります。クレジットカード情報を入力後、追加で本人確認が要求されるのが、「3Dセキュア1.0」。セキュリティは強化されますが、一方で、決済時のパスワード忘れや、本人確認の煩雑さによってスムーズなショッピングができないという問題もあります。

そこで、リスクの低い決済を行う利用者に対しては、過去の取引履歴等に基づくリスク分析を行い、3Dセキュアによる追加の本人確認が不要となる機能が「3Dセキュア2.0」だそう。3Dセキュアは、国際ブランドのVISAが世界で最初に提唱した仕組みなんだとか。

また、セキュリティ強化対策の1つとして、現在は、VISA、MasterCard、JCBを始めとする国際ペイメントブランドが、カード発行会社やEC加盟店(クレジットカードが利用できるオンラインショップ)に向けて積極的に導入を推奨しているそうです。

■スマホ決済のセキュリティは自分でも対策を

「スマホ本体とアプリを起動させる際に、顔や指紋などの生体認証を設定にしておくことで、自己防衛できますよ」「上限金額を設定するなど、自分で安心できる使い方を取り入れると安心ですね」と木原さん。なるほど、「現金のほうが安全じゃないの?」と思っていましたが、安全性を高める使い方次第では現金よりも安全なこともあるようです。

また、スマホのソフトウェアやスマホ用の決済アプリには脆弱性があり、システマチックな攻撃や手動で攻撃されることもあるので、脅威に対抗するには、常にアップデートしておく必要があると聞いたことがあります。「なんでこんなにアップデートを繰り返すの? 大丈夫?」ととらえるのではなく、「危険性があるからこそ、頻繁にアップデートして安全を担保している」と考えるべきなのかもしれませんね。

今回、自己防衛できるセキュリティ対策にはどんなことがあるかを知ったことで、登録時に出てくる画面に書いてあることが理解しやすくなりました。それだけでも、漠然とした不安の壁が少し下がりましたよ。

それでも、まだまだあるキャッシュレス不安。次回は、現金のようにシンプルに管理できる方法についてお届けします。実は、この話を聞いてから、あんなに「キャッシュレス社会になって欲しくない」と言っていた私ですが、デビューいたしました(笑)。

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編集:秋山陽子