おはようございます。
ライフオーガナイザーで、現役会社員でもある手塚千聡です。
大好評のバッグの中身シリーズ。今日は私のお仕事バッグをご紹介します。
昔から「あれも読みたい、これもやりたい」とメインの仕事バッグは一泊旅行?!というくらい大きくて重いバッグを持っていました。年齢も40代になると、毎日重いバッグを持ち歩くのが苦痛に。持ちたいものは相変わらず多いですが、なるべくコンパクトに軽くなるように工夫を重ねてきました。
■ストレスは、“重さ”と“あちこち探すこと”
私が平日持ち歩くのは、以前ご紹介した“お財布ポシェット” と、通勤用のメインバッグ。
>> 保育園送迎の必需品?! ワーママの「お財布ポシェット」活用法(前編)
お財布ポシェットに財布やプライベート用のスマホ、鍵、交通カードなどを入れているので、その他のものをメインバッグに入れています。
中身は次のとおりです。
スケジュール帳(中にフリクションペンと名刺あり)、二つ折りクリアファイル、個別フォルダ2冊、スマホ1点(会社用)、コスメポーチ、ハンカチ、エコバッグ。そして傘や予備の文具、防災グッズなどを入れた“備えポーチ”です。
移動時間にやりたいことがあったり、「もし雨が降ったり、外出先で地震に遭ったりしたら…」と、なかなか持ち歩きたいアイテムは減らせないのですが、荷物が重いと一日の疲労感も増しますし、バッグの中も雑多になり、すぐに使いたいものにアクセスできないことも。
そこで、持ちたいものを極力軽くコンパクトにし、さっと取り出せるような工夫をしています。
■“毎日使うもの”とそうでないものに分ける!
実はごく最近見直したものが、こちらの“備えポーチ”。以前は、バラバラのポーチにしまっていた防災用品、筆記具、傘、サブの交通カードなどを、まとめてこちらの少し大きめのポーチにしまっています。
一見無秩序なグルーピングですが、実は共通点があります。それは“毎日は使わないもの”というところ。
あるとき、「しょっちゅうバッグをガソゴソと探っているな」と気がつき、ひとまず「毎日使うものをパッと取り出せるように整理しよう」と思い立ちました。まず取り組んだのが、毎日必ず使うもの(使いたいもの)と、そうでないものを分けること。たとえばスケジュール帳とフリクションペンは毎日取り出して使いますし、コスメポーチは使い忘れることもありますが(笑)、できれば一日一度は使いたいもの。「今日やるぞ」と決めた仕事の資料も使うものです。ハンカチや携帯も使わない日はありません。
これらをさっと取り出すためには、その他のものと混ざらないことが私には大事でした。アイテム数が多いと迷うので、毎日は使わないものを一つのポーチにまとめることにしました。
これまでフリクションの替え芯や防災グッズ、生理用品などを一緒のポーチに入れるなんて発想はありませんでしたが、実は編集長さいとうの記事を読んでヒントを得ました。
>>>片づけのプロのバッグの中身大公開!重い荷物は持ちたくないけど、万が一に備えたいタイプ編
編集長の場合は、「別々にするとどちらかを忘れる可能性が高いから」という理由でしたが、ペンケースとコスメポーチを一体化させているのが「斬新!」と印象的でした。
自分のバッグの中身を見て、「なんだか雑多だわ」と思ったときに、“毎日は使わないもの”というグルーピングでポーチを一つにする方法につながったというわけです。
■小さく、軽くのお助けアイテム
荷物が重いのは嫌なのですが、持ちたいものは持ちたい派なので、極力荷物を軽くコンパクトにするために、軽いもの、コンパクトになるものを選ぶようにしています。
いちばん効果的だったのは、一般的に「二つ折りクリアファイル」と呼ばれるファイル。これは紙を半分の大きさに持ち歩けるファイルで、主にA4をA5サイズ、A3をA4サイズで持ち歩けるものがあります。仕事の書類はA4サイズが多いので、これまではファイルもA4大のものを持ち歩いていましたが、荷物がかさばる原因でした。
この「二つ折りクリアファイル」、最近はいろいろなメーカーから販売されていますが、いちばん気に入っているのが、「PILOT」と「LIHIT LAB.」のコラボ商品「持ち歩きフォルダーA5」です。他メーカー品と比べてかなりシンプルなつくりで、開いてガサッと一気に書類を出し入れできるのが気に入っています。
「半分に折って折り目がつかないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに多少は、折る部分が丸まります。折り目まではつかない程度なので、比較的カジュアルな打ち合わせが多い私には問題ありませんが、お得意先へのプレゼン資料などフォーマルな資料には向かないかもしれません。
他にこれに倣って取り入れたのがA5サイズの個別フォルダです。A4資料を専用の留め具で綴じて、半分に折って持ち歩いています。こちらは、日中だと休憩時間や移動中などの隙間時間で取り組むことが多い、ライフオーガナイザーとしての仕事の資料を持ち歩くのに使っています。
いずれもPPや紙の素材で、重いファイルにありがちな金具がほとんどないので軽く、サイズも半分でバッグからも出し入れしやすいのが気に入っています。特にお気に入りのポイントが、この形状が外でも目立たず、さりげなく仕事ができるところ。場所や時間を選ばず資料を確認できるのが大助かりです。
他には85gと、私史上最軽量の「FAUX PAX PARIS(フォーパ・パリ)」の折り畳み傘や、前項でご紹介したアウトドアブランド「mont-bell(モンベル)」の超薄型のポーチ(「U.L.ポーチ M」)。
これらのアイテムが、積もり積もって荷物を軽くするのに貢献してくれています。お仕事バッグの中味は全部合わせて、1,134g。バッグそのものが250gでお財布ポシェットも加えると2kgという重量でした。決して軽くはないと思いますが、持ちたいものを持っている割には軽い?!とまずまず満足です。近頃は“コンパクトであること”と“軽いこと”は、物選びの基準にもなってきました。
そのほか、そもそも“持つのをやめる”という選択をしたものもいくつか。そちらは、後編でご紹介しますね。
バッグの中身が多くなりがちな方のヒントになりましたら嬉しいです。
後編はこちら
>>> 片づけのプロのバッグの中身大公開!仕事の資料を持ち歩くタイプが持ち歩くのをやめたもの(後編)
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
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