脱ガミガミ生活!気が散りやすい子どもの困りごとは見える化で解決

おはようございます。
ライフオーガナイザー、会田麻実子です。

前回に引き続き、北海道札幌市在住のマスターライフオーガナイザー、川田元子さんのご自宅をご紹介します。川田家の息子さんは、現在小学4年生。好奇心にあふれ、元気いっぱいですが、一方で、気が散りやすく、忘れものが多いことに、川田さんは悩んでいたそう。

そこで、いちばん長い時間を過ごすリビングダイニングで、「見える化」を実践。子どもにガミガミ言わない生活を手に入れました。

脱ガミガミ生活!気が散りやすい子どもの困りごとは見える化で解決

■IKEAのワゴンで、勉強スペースとものを見える化

「勉強に集中して取り組めるよう環境を整えたい」と考えた川田さん。息子さんの勉強スペースであるダイニングテーブルは、親の目が届きやすく、勉強の習慣をつけやすいのがメリット。けれど、学習スペースと収納場所が離れていたため、勉強道具を取りにいくはずが他のことに気を取られてそのまま忘れてしまうこともあったそう。

そこで、「IKEA」のワゴン「RASKOG」に塾の宿題や勉強の際に必要なものをひとまとめにし、ダイニングテーブルの脇に設置してものを見える化。さらに勉強専用の椅子として「Varier」の「マルチチェア」を用意し、勉強スペースも見える化しました。

脱ガミガミ生活!気が散りやすい子どもの困りごとは見える化で解決

「ワゴンのおかげで一歩も歩かずに必要なものを出して戻せるので、他のことに気をとられて忘れてしまうことがなくなりました。勉強用の椅子は、座面の高さと角度を調整することで正しい姿勢を保てるので、集中力と思考力が増します。息子も座りやすいと気に入っています」。

■「タイムタイマー」で見えない時間を見える化

目には見えず、音も形もない時間は、管理するのが特に難しいものの一つ。大人でも難しいのですから、子どもにとってはさらに難易度が上がります。そこで川田さんが取り入れたのが、時間を見える化できる必殺アイテム「タイムタイマー」。「あと何分?」が目で見てわかる便利なグッズです。

脱ガミガミ生活!気が散りやすい子どもの困りごとは見える化で解決

「勉強の時もそうですが、時間との戦いになりがちな朝ごはんの時にも活躍しています。タイマーをセットして目の前に置いておくと、息子はタイマーを見ながら朝食のスピードを調節するんです。以前は息子も気に入って使っていましたが、最近は使わないことも増えました。時間の見積もりができるようになってきたようです」。

ライター服部家も「タイムタイマー」と出会い暮らしが変化したそうです:
子どもに「あとどのくらい?」が伝わる!「時間の量」が見えるタイマーで残り時間を分かりやすく

【参考】
タイムタイマー19cm 正規品|Amazon

■テレビ鑑賞専用椅子で居場所を見える化

息子さんがテレビに近づいて見てしまうことが悩みだった川田さん。「テレビに近いよ!離れて!」と何度も注意する代わりに、ソファ前にテレビ鑑賞専用の椅子を置きました。それ以来、「テレビは、この椅子に座って見てね」と声をかけるだけ。具体的に場所がわかるので、気づくと川田さんが促さなくても自然とここからテレビを見るのが習慣になりました。

脱ガミガミ生活!気が散りやすい子どもの困りごとは見える化で解決

「忘れてるよ!」「早くして!」「もっと離れて!」毎日そんな声をかけ続けると、親もイライラしますが、子どもも自分に自信が持てなくなってしまいます。
それなら環境を変えて、「見える化」してみませんか? 大人もイライラを手放し、子どもも「自分でできる」を実感できるかもしれません。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

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ライフオーガナイザー 川田元子

記事・写真:会田麻実子

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