おはようございます。
ライフオーガナイザーの東風平美穂です。
読書が大好きで、たくさんの本を所有しています。私や夫の本は日々の動きはそれほどありませんが、子どもの本棚は毎日出し入れが激しく、気をつけておかないと乱れがちなスペースです。わが家は、リビングにある木製棚の一部を、子ども用の本棚として使っているのですが、よく目につく場所なので乱れているとかなり目立ちます。
目から入るストレスを少しでも減らしたくて、本棚をオーガナイズしました。ビフォアアフターと本棚が乱れない工夫についてご紹介します。
■本の上に、ポイっと横に置くのは、やめて!
リビングの木製棚にある子どもの本は、年々量が増えて入りきらなくなってきました。小学四年生にもなると、絵本よりも物語や科学の本などに興味が変わってきたようです。以前、寝室として使っていた部屋には、横幅120cm、棚6段、天井までの高さの大容量サイズの造り付け本棚があります。そこにはベッドが置いてあり、ごろんと横になって本を読むのが家族のお気に入りのスタイル。
息子もじっくり読みたいものはベッドで読むのですが、読み終えたら本をそのまま放置するのが気になるところ。
また、リビングの本棚に本を戻す際に、縦に入れず横に寝かせてポイっと置くことも、見た目がごちゃっとして、見るたびイライラ。これはどうにかしたい問題です。
■本によって読む場所が違うから、分けてみよう
息子の行動をよく観察してみると、絵本や音読の宿題は「リビング」で、じっくり読みたい物語などは「元寝室のベッド」でと、行動によって場所が分かれていました。だったら、本自体を分けて収納すればいいんだ!と気づき、本棚のオーガナイズ開始です。
まずはいったんすべてを出し、「絵本」「息子専用」「手放す」に分けていきました。
すると、いらない本はひとつもなく、息子も「本は大事なものである」と再認識したようです。分けた絵本はそのままリビング本棚へ戻し、息子専用の本は元寝室の本棚へと配置しました。
■元に戻しやすい、乱れない工夫と、母のもくろみ
「使う場所のすぐそばに配置する」ということは基本であり、大切なことですね。大人用本棚に、自分専用のスペースができてうれしそうな息子。せっかく作ったスペースを維持できるよう、戻しやすい工夫をしました。
本をきつきつに詰め込んでしまうと、戻すときに両手をつかってスペースを広げる必要があり、アクション数が多いと、できません。片手でもすっと入れられるように、ブックエンドを多めに使用し、横幅には余裕をもたせて配置しました。
さらに、本の上には横置きしてほしくないので、上部にはあえてスペースを空けないよう棚の高さを狭くして、横置きしづらくしています。
では、ビフォアアフターをまとめてご覧ください。
写真で見るとあまり変わりばえしませんが、使う場所の近くに本を配置することで、ぐんと使いやすく戻しやすい本棚へと変わりました。
先日ここに、息子に読んでもらいたい片づけ本(小学館「かしこくなれる整理整頓:小学生のミカタ」監修:日本ライフオーガナイザー協会 講師鈴木尚子)をこっそり置いてみたところ、まんまとトラップに引っかかり(笑)、じっくり読んでくれていました。母の作戦大成功!次はどんな本を置いておこうか、楽しみです。
本の収納についてはこちらも参考に:
・本好き必見!大型の本棚を置いても邪魔にならない「デッドスペース」はここだ!
・思わず本を読みたくなる“図書館で借りてきた本”の片づけ方
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・今読む本を大切にしたい!不要になった子どもの本のリユース先を考える
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ライフオーガナイザー 東風平美穂(こちんだみほ)
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