おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。

中学・高校と進学のたびに悩ましいのが「学校のプリント整理」。前回、1つのクリアファイルで管理する「男子もできるプリント整理」について、ご紹介しました。
前回の記事はこちら
＞＞＞「男子プリント整理」これならできた！分ける作業の労力と時間をかけない整理法

今日は、「きちんとしたい」気持ちが強かった、娘のプリント整理の方法をご紹介します。

兄のようにざっくりと1つのファイルに入れるのではなく、取り出しやすいように分けて収めたい気持ちが強い娘。でも、思ったようにできず、ホルダー式のファイルに挟むだけになりがちでした。

あれから5年、今ではストレスなく、彼女なりの「きちんとしたい」を実現できるようになっています。どうやら、解決には4つのポイントがあったようです。

■ポイント1「書き出して使いやすい分け方を知る」

中学生になって急にプリントが増えてくると、だんだん頭の中の整理ができなくなってきた様子の娘。夏休み直前に、どんなプリントがあるのか、一緒に書き出してみたことがあります。そのときの紙がこちら。

頻度や収納スタイルも書き足していきました。書き出してみたことで、科目別以外にも「こんなのが欲しい」「あったら便利」と、さらに分けることで使いやすくなることに気がついたようです。「分けることで使いやすくできる」、このことがわかってからは、科目別以外に、「手紙」「課題」「模試」「急ぐ」などのカテゴリーを作るようになりました。

■ポイント2「ラベルは気軽に貼り替えしやすいこと」

ファイルのラベリングにはマスキングテープを使っています。

気軽に貼り替えできるマスキングテープなら、カテゴリーを増やしたり、変えたいときも簡単。“今のベスト”のカテゴリーに変えることができます。ときには、カテゴリーにプラスして、「○/○提出」「見直し要」といったメモにもマスキングテープを使います。こうした気軽さが、結果、見直すことにつながってるようです。

■ポイント3「自分にとって使いやすい収納用品を使う」

ホルダーに挟むだけになりがちだったプリントをクリアファイルの中に入れることができるようになったのは、自分の使いやすいクリアファイルの形がわかってからです。

そのクリアファイルとは、こちら。

プリントを横から入れるタイプです。

実は、私自身は上から入れるタイプの方が入れやすく、当然のように娘にも同じタイプのものを用意していました。それがある日、「プリントは横から入れる方が入れやすいし、上から入れるタイプは落ちることがある」と言うのです。学校からもらうバラバラのサイズのプリントは、取り出すときに上下逆に持つと落ちてしまうことがあったようです。

扱うプリントの大きさや形状、そして出し入れが簡単な方法は人によって違うことを考えると、選ぶ収納用品を変えることも大切ですね。横入れタイプを使うようになってからは、ストレスなく出し入れができているようです。

■ポイント4「モチベーションを上げて習慣化」

今では、すっかり「使う」こと重視のプリントファイルになっていますが、プリント整理としていちばん最初に使ったファイルやマスキングテープは、お気に入り重視でした。

見た目が好きなファイルに、英語のラベル（笑）。これが、モチベーションアップにつながったよう。「プリント＝お気に入りファイル」といったように、1つのファイルにプリントが集まる習慣となったのは、「お気に入り」のおかげ（笑）。カバンを開けたときに目に入ってくる嬉しさは、娘にとったら「的」になっていたようです。
＞＞＞放り込むだけ！の収納に「ワクワク感」や「的」をプラス　ラクに維持できる収納の工夫とは？

それにしても、定位置におき、1つのクリアファイルでざっくりと行う兄の管理は、行動1つ1つの理由が大事でしたが、娘は、好きなものから始まり、慣れてくると使うときの「ラク」から考えるスタイル。

共通しているのは、プリントのホルダーを1つにしてることだけ。兄妹一緒に育っても、使いやすい方法は人それぞれですね。

プリント整理についてはこちらも参考に：
・子どもが自分で片づけられる! 置きっぱなしになりがちな学校プリントの整理・収納方法

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ライフオーガナイザー　秋山陽子
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