キッチンツール収納のビフォーアフター。“慣れ”と“思い込み”を手放して使いやすく!

おはようございます。
ライフオーガナイザーの手塚千聡です。

コンロ回りで使うキッチンツールは、トング以外をまとめて空き瓶に立てて、コンロ下引き出しにしまっています。「使いやすい」とまでは言えないけれど、一見整い、使い慣れた収納でした。

そんな収納を見直したきっかけは、夫のある行動でした。キッチンツール収納が、どんな理由でどう変わったかについてご紹介します。

キッチンツール収納のビフォーアフター。“慣れ”と“思い込み”を手放して使いやすく!

■出しっぱなしを見つけたら、収納を疑おう!

わが家は夫もキッチンを使います。家事シェアはありがたいのですが、夫の使い方にイライラを感じることも。

たとえば食洗機から出したキッチンツールをカウンターに放置すること。「後でしまおうと思って」と言いますが、結局私が片づけるのが常で、不満に思っていました。

キッチンツール収納のビフォーアフター。“慣れ”と“思い込み”を手放して使いやすく!

あるときツール立ての買い替えを相談したところ、「それもいいけど、置き場所が遠くて不便」とのこと。

ツール立ては、引き出しの右奥にあり、大きく引き出さないと取り出せません。食洗機からも少し距離があるかも。私は気になりませんでしたが、確かに一理ありました。夫の出しっぱなしは、“ズボラ”ではなく、“しまいにくい”からだったのです。

キッチンツール収納のビフォーアフター。“慣れ”と“思い込み”を手放して使いやすく!

■頻度に注目して、使いやすさアップ!

フライパンなど大きなものから収納場所を決め、ツール立ては空いた場所に置いていました。

でも、調理中に引き出しを開ける頻度が高いのは、むしろキッチンツール。そこで手前に移してみることにしました。引き出しを少し引くだけで取り出せ、食洗機にも近くなり、夫の一時置きもてきめんに減りました。

キッチンツール収納のビフォーアフター。“慣れ”と“思い込み”を手放して使いやすく!

意外だったのは、私にも快適だったことです。使いにくくても、毎日使ううちに慣れて気づかないことも。出しっぱなしに注目したり、違う目線を持つ家族に、使い心地を聞いたりすると、そんな不具合に気づけるんだと実感しました。

■目的が決まると、“収納の思い込み”からも脱しやすい!

「探しにくい」、「引っかかって取り出しにくい」など、ツール立てにも不満がありました。買い替えを検討するも、使い勝手が大幅に良くなる感じはしませんでした。今思うと、「ツール立ては円筒状のもの」という“思い込み”があったからです。

ところが、「引き出しをほとんど開けずに出し入れする」という目的ができると、「横長で薄い形状のものが向くのでは?」と発想が変わりました。

見つけたのが、家にあった「キングジム」の「マグケース(ヨコ)」。A4書類を収納するためのものです。これに「無印良品」の「ポリプロピレンファイルボックス用・ポケット」「ペンポケット」で仕切っています。

キッチンツール収納のビフォーアフター。“慣れ”と“思い込み”を手放して使いやすく!

薄いので、持ち手を上に入れたら、一部のツールが動きにくく自立することがわかりました。持ち手を取ったらそのまま調理に入れるので実に便利!

瓶のときは、「持ち手を下にして収納するもの」という思い込みがありましたが、“使いやすさ”に立ち戻ってみたら、逆の方が取り出しやすいと感じました。

キッチンツール収納のビフォーアフター。“慣れ”と“思い込み”を手放して使いやすく!

“思い込み”が使いやすい収納を阻んでいることは、意外にあります。セオリーから離れて、「どう置くと簡単?ラクになる?」と考えると、解決策が見えてくるように思います。

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ライフオーガナイザー 手塚千聡
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