おはようございます。
ライフオーガナイザーの岩崎 梢です。
10年以上前のこと、白い収納に憧れていた時期に「野田琺瑯」の保存容器を大人買いしたことがありました。海外の不便な地域への引っ越しがあり、見知らぬ土地で暮らしのモチベーションを上げようと思ったことがきっかけです。ところが、使い始めて嬉しい反面、使ってみるまでわからなかった悩みも生まれました。
現在はメインを「iwaki」パック&レンジに買い替えて、「野田琺瑯」はサブとして使用しています。なぜ買い替えたのか、どう使い分けているのかについてご紹介します。
■白い収納でスッキリ!でも「見えない」ことに悩みも発生
冷蔵庫を開けたら、白い琺瑯が並んでいる満足感でうっとり。当時の私は見た目ばかりを優先して、「食品を保存する容器」という本来の目的を忘れていました。
保存容器なのだから、食材やおかずなど中身が入っているのが当たり前です。それなのに、冷蔵庫を開けて琺瑯が目に入っても、中身は無きものとして扱い、見ないふりをしたり、後回しにしたり。その結果、使い忘れや食品のロスが多く、自分のだらしなさを情けなく思っていました。
■「見えないと忘れる」のは「見えると忘れない」
片づけを学ぶなかで、収納に関して「中身が見えないと忘れやすい」という自分の行動の習性を知りました。これは逆にとらえると「見えると忘れない」ということなので、中身を見える化するとカバーできます。
買い替えは、中身が見えるガラス製で角型、白か半透明のフタを条件に、自分の好みとのバランスを考慮して「iwaki」パック&レンジを選びました。琺瑯で見えなかった中身がよーく見えるようになり、使い忘れも食べ忘れもなくなっています。
それまでは、ものを選ぶのに見た目や好みばかりを考えていて、片づけをできる/できないは自分の努力次第なのだと思っていました。片づけや収納にも人それぞれ向き不向きがあり、自分に合った方法があると知ることは、本当に大きな転機になりました。
■見えるガラス容器と見えない琺瑯容器の使い分けは?
自分の傾向を知った現在は、パック&レンジと琺瑯を用途別に使い分けることができています。
パック&レンジは主に、食材やおかずなど短期的に使い切るものを保存します。琺瑯は、味噌やバターなど長期的かつ頻繁に使用するものの保存用に。また、持ち寄りの食事会で料理を持参するときなど、一回きりの用途に使用しています。
フタをしたままレンジにかけられるパック&レンジ、直火にかけられる琺瑯、それぞれの特徴を活かして大切に長く使っていこうと思っています。
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ライフオーガナイザー 岩崎 梢
ブログ : いまを楽しむ、くらしづくり日記