おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
わが家のキッチンは壁づけタイプなので、いわゆる食器棚はありません。
代わりにキッチンの左横に設置したトールユニットは、幅90cm、奥行65cm。このトールユニットの大きな引き出し2段分を、食器収納として使っています。
■4人家族、お皿を全部出したら64枚ありました
家を建て替える前の食器収納は、今よりもっと小さかったので、食器をたくさん持つことができませんでした。
今の家になって少し余裕が出たことと、子どもが成長して大人と同じ食器を使うようになったことで、本当に必要な食器を考えて買いそろえました。
・茶碗 4個
・汁椀 4個
・小鉢 8個
・小鉢(深め) 6個
・角皿 8枚
・角鉢(小) 4個
・どんぶり(小) 4個
・どんぶり(大) 4個
・カレー皿 4個
・平皿 4枚
・大皿 2枚
・その他イレギュラーなサイズ 12個
計64枚です。
日々使う食器は4枚を基本にしていますが、少し多めのお皿は来客を想定しています。来客のときも専用のお皿を出すのではなく、日常使いと兼用することで、食器をむやみに増やさないようにしています。
また、子どもが小さなうちは割れてしまうアクシデントがつきもの。先日も、踊りながら配膳を手伝っていた息子が、角鉢を一つ割ってしまいました。そんなときに買い足しやすいように、「無印良品」の定番商品を中心にそろえています。廃番になって買い足せなくなることもありますが、そのときはあきらめて、似たお皿を買い足します。
ちなみに、カップ類は夫のコレクションもあるので、これとは別にかなりたくさんあります。
■奥行きが深い収納も、引き出し収納なら使いやすい
1段目の引き出しには、小ぶりのお皿を中心に並べています。
2段目の引き出しには、大きめのお皿を並べました。
引き出し内部の有効寸法は、幅が82cm、奥行きが52cmもあります。
食器棚にしては奥行きが深いですが、引き出しを完全に出し切ることができ、奥までくまなく使うことができます。また、奥行きが深いおかげで、大きなお皿でも無理なく全部並べることができました。
くまなく使えるとは言っても、引き出しを完全に出すのは少し手間がかかります。そのため、引き出しの右手前には、よく使う食器を並べ、左奥の方に行くほど使用頻度が下がるという並びにしました。
■引き出し収納を快適に使うための3つの工夫
ただし、引き出し収納も万能ではありません。快適に使うために、3つのポイントについて気をつけました。
1.ソフトクローズタイプのレールを選ぶ
勢いよく閉めても、ブレーキがかかって静かにしまる引き出しレールを選びました。メーカーによって名前はさまざまで、ブルモーションやサイレントレールなどがあります。
2.引き出しに滑り止めのマットを引く
滑り止めマットを敷くことで、開け閉めするときに食器がずれることを防げます。
3.引き出しの深さはいちばん浅いタイプを選ぶ
たいていの食器はそれほど深さがないので、引き出しの深さも浅いほうが使いやすいです。
大きな引き出し収納のおかげで、食器が一括管理でき、出し入れがスムーズになりました。また、子どもたちの手も届きやすい高さのおかげで、配膳も積極的に手伝ってくれてとても助かっています。
“食器棚”の収納アイデアはこちらも参考に:
・引き出し収納の強い味方! お気に入り食器棚シートで収納&掃除がラクになりました
・食器棚はなくても大丈夫!使いやすい食器の分散収納のコツ
・食器がもっと使いやすくなる! 食器収納3つのアイデア
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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
ブログ : 理想の家を見つける旅