おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
昨年から大学生ひとり暮らしを始めた娘。ちょうど半年経った頃、「洗面台まわりが使いにくいのだけど」という相談がありました。賃貸で、かつ4年という期間限定のワンルームマンション。何ができるかを一緒に考え、選んだ収納方法は、突っ張りワイヤーネットの活用でした。
■手が届く収納スペースを増やしたい!6cmの隙間に注目
引っ越し当初は備えつけの洗面台の収納で事足りていたのが、「不便、ストレスがある」と感じるようになった理由は、洗面台で毎日使いたいものが増えたからでした。
大学生になり、メイク時間が長くなるとともにアイテムも増える一方。最初に決めた収納スペースだけでは収まらなくなり、とはいえ、洗面台の下の収納は、「毎日出し入れするには面倒」と言います。そう、手が届くいちばん使いやすい場所にあらゆるものを置いてしまい、物置き場所となっていたようです。
ワンルームでの収納スペースは限られています。洗面台付近を見渡し、目をつけたのは、洗面台と壁の6cmの隙間でした。
■4年限定賃貸一人暮らしだから、「突っ張りワイヤーネット」に
釘などが使えない賃貸マンションで、微妙な、天井までの隙間6cm。DIY経験ゼロの娘1人でも設置ができるものだとしたら、「突っ張りワイヤーネット」を使ってみたらどうだろう。これなら、一人でも設置できそう。
娘に提案すると、「洗面台前に立って、手が届く場所に引っかけられるのならそうしたい」の返事。突っ張りワイヤーネットを購入することに。設置する場所の高さ、奥行き、幅を計測し、大学生活の4年間使えれば満足と、コスパ最重視で検索。ネットで注文し、宅配完了できるものの中から選んだのは、4000円程度のものでした。
■戻すことが簡単!ワイヤーネット×100均グッズの引っかけ収納
1人で設置を始め、かかった時間は30分。ここからは、100円グッズを使って収納の工夫をしていました。毎日使うドライヤーは、S字フックを使って引っかけるだけ。使い終わったあとすぐに戻せるようになったそう。
ヘアピンやクシは、冷蔵庫の収納として売られている100均の「チューブホルダー」を使い、ここへ投げ込み収納。
タオルは、S字フックに突っ張り棒を引っかけて使っているようです。
メイク道具は、旅行のときに使っていたトラベルポーチを引っかけて使ってみたら、これがとても便利だったとか。
ポケットに分けて入れることができるので、使うときも戻すときも簡単で、探すこともなくなったそう。「帰省のときもこのまま持って帰られるのも便利なんよ」と、嬉しそうに話す娘。改めて「どう、ストレスなく使えている?」と聞いてみると、「収納スペースが増えたし、ドライヤーやヘアアイロンも使いやすい、いいことだらけよ」と言います。
「壁に穴をあけられないから、引っかける収納はできない」、この思い込みがなくなったのは大きな成果だったようです。最近は、相談もなくなり、完成した写真が送られてくるだけ。ちょっと寂しい気もしています(笑)。
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ライフオーガナイザー 秋山陽子
ブログ : うちらしく暮らしやすく