おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
子どもたちの服が増えてきてハンガーが足らなくなってきたので、同じものを買い足そうと「無印良品」へアルミハンガーを買いに行きました。
これで片づく!とウキウキしながら商品タグをはずしてバーにかけてみると、あれ?全然大きさが違う!?
間違えて大きいサイズのほうを買ったのかとあわてて調べてみると、今年に入ってから仕様変更した模様。知らなかった……。
お客様へ収納用品をご提案するとき、「同じものが買い足せる」という観点で選ぶことが少なくありません。でも、メーカー側もより良いものを提供するために、商品を改良することはわりとよくあります。
使っている収納用品が仕様変更したとき、片づけのプロはどういう選択肢を考え、どう試行錯誤しているのか?せっかく身を持って体験したので(笑)その様子をご紹介します。
目次
■「今のと同じもの」とみなして使う?
今持っているハンガーとは形や大きさが少し違うだけで、モノ自体が悪いわけではありません。「せっかく買ったし使わないのはもったいない」と、多少の違いは目をつぶって使う。一般的にはこの選択肢が多いかもしれません。
でも、片づけのプロとしては、「収納用品がそろっている」という見た目の効果が意外とあなどれないことを知っているので、微妙に見た目の違う商品を混ぜて使うのはいまひとつ気乗りしません……。
■新しいハンガー用のルールを作る?
ならば、今のハンガーと混ぜて使わずに、分けて使うのもありです。実際、「ハンガーがリニューアルしてるのを知らなくって買っちゃったんだよね」と夫に話すと、自分のところで使おうか?と言われました。
写真ではわかりにくいですが、新しいハンガーは幅が1cm広くなり、42cmになっています。
紳士服をかけるなら従来のハンガーよりも新しいハンガーのほうがサイズ的にいいので、新しいハンガーは夫専用にするのも手です。ただ、デメリットとしてはハンガーの種類が増えると管理の手間も増えること。うーん、悩みます……。
■いまあるハンガーで足りるよう服を減らす?
ここはひとつ初心に戻って、「そもそもハンガーを買い足す必要があったのか?」。
今あるハンガーだけで足りるよう洋服の枚数を調整できれば、新しいハンガーは必要ありません。実際、部活を引退した長女が服の見直しをして、もう使わない部活用のTシャツなどをたたんでしまうことで、ハンガーが何本か浮きました。
この案の問題点は、洋服の枚数の上限を増やせないこと。お年頃な娘たちにこの先ずっとそれは難しそうです……。
■なんとかして旧製品を手に入れる?
実はハンガーを買ったときは、店舗によってはまだ新旧商品が入り混じっている状態だったので、近隣の店舗はもちろん、出先に「無印良品」があったら旧商品がないか店舗をくまなくチェックしていました。ですから、今回まず私がやったのはこの案でした(笑)。
残念ながら店頭で旧製品を見つけることはできなかったので、あとはメルカリやヤフオクなどの中古市場で出物を探すしかなさそう。そこまで労力をかけるかどうかが悩みどころです。
■いっそのこと新商品に全とっかえしちゃう?
商品のリニューアルに合わせて、家のハンガーも旧製品から新製品にリニューアルするのもありです。「収納用品をそろえる」ことを優先するなら旧製品にこだわらずこの方法がよいのかもしれません。ただ、新しくそろえるのにお金がかかるのと、まだ使えるハンガーを処分するのに心が痛みます。
■もしかして別のハンガーでそろえるのもあり?
ハンガーを全とっかえするなら何も「無印良品」のアルミハンガーにこだわる必要もないかもしれません。わが家では制服や部活用の練習着などは取りやすいようにアルミハンガーを使っていますが、私服はニトリの滑りにくいハンガーをつかっています。いっそのこと全部ニトリにそろえてしまってもよいのかも……。
思いつく選択肢をざっと挙げてみましたが、結局どうしたかというとまだ試行錯誤中です。商品の仕様変更は片づけのプロにとってもすぐに答えが出るとは限らない、なかなかやっかいな問題なのです。仕様変更することを知ってたら買いだめしておいたんですが……。
あと、すぐ使いたいからと即効でタグをはずしてしまったのも失敗でした。
みなさんも、収納用品を買ったときはタグをはずす前に、本当にその商品で大丈夫かどうか今一度確認してくださいね(笑)。
『ハンガー選び』はこちらの記事も:
・滑らないハンガーは「マワハンガーのエコノミック40」一択。その理由とは?
・【無印良品】そのまましまえるハンガーで、洗濯の家事ストレスを軽減!
・狭いクローゼットにおすすめ!「無印良品」の省スペースなパンツハンガー3段のかけ方の工夫
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 吉川圭子
ブログ:整理収納手帖