おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
7月に、3LDKから2SLDKの住まいに引っ越しました。
引っ越し前後は何かと忙しく、入居時の状態を「なんとなく」「そのまま」使い始めてしまいがち。けれど、片づけのプロとしては、それが新居での暮らしにくさにつながっていると感じる場面も少なくありません。
今回はキッチン収納を例に、「なんとなく」「そのまま」にしないよう、私自身が入居して取り組んだ3つのことをご紹介します。
目次
■どこが開く?動かせる?収納全体をチェック
入居してまず最初にしたのは、収納全体のどこが開くか&動かせるかのチェックです。
片づけ下手だった頃に住み始めた旧居ではキッチンの足元にある大きな引き出し収納の存在に、1年以上気づけなかったり、いつも使っている棚が可動式だと気づいたのが住み始めて7年後だった……、なんてこともありました。
同じ失敗をしないために、入居したて&先入観ゼロの状態でとにかくあちこち触り、思いがけない収納がないか、動かせる収納はどれかをじっくり確認しました。今回は大丈夫だと思います!……たぶん。
■動かせる収納は、使いやすい位置に調整する
・吊り戸棚はフル活用したい!棚の高さを変える
あれば何かと便利な吊り戸棚。ですが、入居時の棚位置だと、踏み台がないと上段には手が届かない状態でした。めんどくさがりの私ですから、このままだと上段は死蔵品置き場になるのが目に見えています。
幸いなことに棚板を調整できる吊り戸棚だったので、上段にもラクに手が届くよう棚板の位置を変更。おかげで、吊り戸棚全体をフル活用できるようになりました。
・無駄なスペースを作らない!「間仕切りバー」を動かす
引き出し収納のうち、いくつかには「間仕切りバー」が引き出しの手前側(扉側)に設置されていました。
蓋やまな板を立てて収納するなど、「間仕切りバー」が手前側にあるほうのが使いやすいのならそのままでいいですよね。けれど、上の写真のように「間仕切りバー」のせいで出し入れしやすい手前側に無駄なスペースが生まれてしまうなら、話は別です。
仕切り棒の位置を奥にさくっと移動。調味料の転倒対策にもなりました。
■備え付けの収納を「なんとなく」で使わない
・使いにくい仕切りは外して保管
調理スペース下の引き出し収納には、備え付けの仕切りがついていました。
以前は「せっかくあるし」と使っていたこともありましたが、このタイプの仕切りは、案外使い勝手が良くないことが多いように思います。
今回も私が収納したいものと形も容量も合わなかったので、潔く外してシンク下収納の一番奥に保管しておくことにしました。
すると収納の自由度が大幅アップ。手元にあるボックスなどを使って、しまいたいものをすべて収めることができました。
・使わない包丁差しは外して保管
シンク下の左側の扉には、包丁差しがついていました。けれど、調理スペースから手に取ることを考えると、右利きの私が使うには少し遠い気が。旧居から持ってきた包丁スタンドもあるので、備え付けの包丁差しは使わないことにしました。
さらに実際にものを収め始めると、包丁差しの分ものを少し奥側にしまわねばならないことにも気づきました。
ほんの少しのことですが、めんどくさがりの私の場合、積み重なれば大きなストレスになりそう……、ということで、包丁差しも外して「間仕切りバー」と一緒に、シンク下奥に保管しています。
包丁差しはネジ2本で止めてあるだけだったので、簡単に外すことができました。
もし、入居してなんとなくそのまま使っている収納があったら、今からでも収納をチェックしてみませんか? 高さや位置を変えたり、付属のものを外してみたりするだけで使いやすさがぐんと上がって、ストレスが減るかもしれませんよ。
キッチン収納の使いやすさをアップする工夫は、こちらも参考に:
・身長155cm以下の吊り戸棚収納。踏み台いらずで使いこなせるゾーニングの基本
・ライフオーガナイザーの引っ越し。キッチンの吊り戸棚を活用するための3つのポイント
・新居への引っ越し。暮らしてみて気づいたキッチンの「悩み」を「理想」に変えるコツ
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ライフオーガナイザー会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。