おはようございます。
4人の子どもと暮らすライフオーガナイザーの中矢くみこです。
子どもの思い出のものは大切にしたいと思う一方、「もの」自体にはあまり感情が動かない私。残すスペースを確保したり、その都度見直すことが、どうにも億劫に感じてしまいます。
とはいえ、子どもが一緒に写っている写真や動画は見ていて楽しいし、幸せな気持ちになれます。それがわかってからは、私が残すのは写真や動画だけ、「もの」として何を残すかは、すべて子どもの判断に任せています。
そこで今回は、「作品・賞状」「乳歯」「通知表」の3つの管理の仕方をご紹介します。
■作品や賞状は子どもの判断を見守る
子どもたちが作ってくる作品や、頑張った成果としていただける賞状。子どもが保管したいと思うものを「IKEA」の「SKUBB」に入れて、子ども部屋に置いています。
残すもの、手放すものは口出しせずに見守りつつ、私がどうしても残したいと感じたものは、私の思い出ボックスに、こっそり移動することもあります。
私の思い出として、動画や写真を撮るときは、タイミングも大切です。作品を持ち帰って嬉しそうに見せてくれたり話してきたときに、チャンス!とばかりに写真や動画を撮らせてもらうと、とても活き活きした子どもの表情や作品への思いが残せる気がしています。
■乳歯は子ども自身が管理する
私が子どものころは、空に向かって投げてポイッで終わりだった乳歯ですが、わが家の子どもたちは4人とも「残す!」と熱量高め。それぞれが選んだ乳歯ケースに保管して、基本的に子どもたちがすべて管理しています。というのも、4人分の乳歯が抜けるたびに私が管理する自信がなかったのです……。
はじめの数本までは、洗ったり消毒したり一緒にしていましたが、今は、消毒や、乾燥したまま置きっ放しのときに「ケースにいれないの?」と声をかけるくらいです。
収納場所を聞いてみると4人ともバラバラ。長男は「なんとなく、宝物と同じ場所かな」と宝物入れの引き出しに。長女は「宝物ほどじゃないけど大事なものだから」と、お気に入りの作品を飾っている棚に置いていました。
双子の息子たちもそれぞれで、二男は「自分の大事なものを入れる引き出しはここだから」と大切なおもちゃと一緒に。
三男は「(いつも出し入れする場所が)わかりやすいから」と、教科書脇の隙間に「ピッタリ!」と収納していました。
■通知表の管理は子どもには難しかった……
子どもの思い出のもので、私が一括して管理しているのが通知表です。「セリア」で購入したクリアホルダー(10ポケット)に4人分をまとめています。
もともと、長男・長女は「自分で持っていたい」と話していたのですが、持ち帰るとダイニングテーブルに放ったらかしのまま、ということが多くて……。残したい気持ちは知っているし、1学年分でも紛失したら残念がりそうだなと、ひとまず私が保管するようになったのです。
ファイルの中は、ひとりひとりに「小学校用」「中・高校用」それぞれ1ポケットずつ。持ち帰ってきたら人別にサッと差し込むだけの簡単管理です。
4人分すべてホルダーに入れてしまうとファイルがパンパンになりそうですが、今は一時的に預かっている感覚。成長していく過程で、「やっぱり自分で管理する」と言い出すかもしれないし、パンパンになったら考えたらいいかなと。
実際、長男が「中学からは持ってようかな」と言い始めたので、どうなるか期待しつつ見守っているところです。
子どもの「思い出のもの」とどう向き合うか?片づけのプロの実践はこちら:
・手放す踏ん切りがつかない子どものモノは、ルールを決めて後悔なく「残す」「手放す」
・子どもの作品って捨てなきゃダメ? 思い入れのある作品収納に選んだケースと保管ルールとは
・大切なものは自分で管理 3姉妹それぞれのお雛様の収納法
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ライフオーガナイザー 中矢くみこ
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