防災用品はどこまで揃えるべき?「0次、2次の備え」があれば安心感アップ!(後編)

おはようございます。
ライフオーガナイザーの浦中礼子です。

前回の記事では、自然災害への「備えの3つのステップ」と、わが家の「1次の備え」の実例をご紹介しました。
>>>防災グッズは何から揃えるべき?まずは「1次の備え」からはじめよう!(前編)

今回は、引き続き見直ししているわが家の「0次の備え」と「2次の備え」について、その内容と収納場所についてお伝えします。

防災用品はどこまで揃えるべき?「0次、2次の備え」があれば安心感アップ!(後編)

■持ち歩けるサイズの「0次の備え」で日常に安心感を

「0次の備え」には、「1次の備え」のうち携帯しやすいものを、ポーチなどに入れて日頃から持ち歩けるようにするのがオススメだそうです。

防災用品はどこまで揃えるべき?「0次、2次の備え」があれば安心感アップ!(後編)

わが家でも、災害時に手元にあると便利そうなものを、前回ご紹介した「減災グッズチェックリスト」にそって準備。これらのほとんどが100円ショップで購入でき、費用も抑えられています。

片手で持てるサイズのポーチに詰めて、家族3人分を用意しました。

防災用品はどこまで揃えるべき?「0次、2次の備え」があれば安心感アップ!(後編)

子どものものはランドセルに入れ、私と夫は、外出時には車移動がほとんどなので、車内に置いています。家族にはポーチ内のものを簡単に説明しながら渡しました。

コンパクトなので万全ではないかもしれませんが、「備えを持っている」という安心感は十分あります。

■食べ慣れたものをストック。「2次の備え」はムリのない備蓄を

「2次の備え」は、ライフラインが止まったり、食料品が手に入らなくなったりしても、自宅で何日間か過ごせるよう備蓄します。わが家では、食料品や飲料(3~5日分)と日用品を、廊下の物入れ収納に収めています。

食料品は「ニトリ」の「高さ調節ができるスチールワゴン トロリ コンパクト(ホワイト)」にまとめました。

防災用品はどこまで揃えるべき?「0次、2次の備え」があれば安心感アップ!(後編)

レトルト食品やカップ麺は、好みのものを用意。日頃からよく使う「わが家の定番」をローリングストックしながら備えています。食べ慣れたものだから、非常時の落ち着かない雰囲気のなかでも美味しく食べられそうです。

こまごましたものは、「無印良品」の「再生ポリプロピレン入り頑丈収納ボックス特大70ℓ」にすべてまとめて入れて、「縦にも横にも連結できる再生ポリプロピレン入り平台車」を2つつなげた台車に乗せたので、出し入れしやすくなっています。

防災用品はどこまで揃えるべき?「0次、2次の備え」があれば安心感アップ!(後編)

■年に2回、3月と9月に見直すとさらに安心!

1年に2回、春と秋に見直しをすると、季節もの(虫除けや防寒具など)を入れ替えやすいとのことで、3月(東日本大震災のあった月)と9月(防災月間)に見直すことにしました。これらの月は、メディアなどでも防災の報道が増えるため、思い出しやすいタイミングです。

防災用品はどこまで揃えるべき?「0次、2次の備え」があれば安心感アップ!(後編)

賞味期限の近い食料品は、家族で食べ切ります。食べ慣れない長期保存の食品は、この機会に試しておくと、食べ方も学べるし、好みのものと入れ替えることもできます。

今回の見直しで、備蓄水の賞味期限切れを発見!ただ、期限が切れても非常用の生活用水として使えるので、古いものはそのまま残して飲料用を新たに購入しました。

災害はいつ起こるかわかりません。また、不安なニュースを耳にすることも増えている気がします。そんな今だからこそ、日頃持ち歩けるものを備えたり、いつも食べているものを多めに準備したり、備えを日常に取り入れたら、非常時に安心できるかもしれない。そう思って取り組んだ今回の見直しが、家族の防災意識も高めてくれています。

災害への備えにはこんな方法も:
長期保存食は最小限!ローリングストックがうまく回るようになった理由とは?
【最低限の防災備蓄】何はなくてもこれだけは!在宅避難のために備えておきたい必需品3つ
災害時の備え「何から始める?」で迷っている人に試してほしい9つのアイデア(片づけ収納ドットコムまとめ)

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ライフオーガナイザー 浦中礼子
ブログ: シンプルで豊かな暮らし~Create a simple life~

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