【最低限の防災備蓄】何はなくてもこれだけは!在宅避難のために備えておきたい必需品3つ

おはようございます。
ライフオーガナイザーで防災士の会田麻実子です。

昨年の引っ越しで、住まいがマンションの1階から7階に変わりました。災害発生時に浸水する可能性がほぼゼロになったため、防災計画もいちから見直し。自宅で避難生活をする「在宅避難」について、これまで以上に考えるようになりました。

【最低限の防災備蓄】何はなくてもこれだけは!在宅避難のために備えておきたい必需品3つ

私が住む東京都足立区によると、在宅避難のために必ず準備すべきポイントは次の3つ。
・食
・トイレ
・電源

参考:在宅避難に必須の3つのポイント(東京都足立区作成)

これらを最低3日分、できれば7日分備蓄するのが望ましいのだそう。今日はわが家の「食」「トイレ」「電源」の備えと管理方法について、ご紹介します。

■【食】災害用ではなく、慣れたものを使いながら備えるが基本

・飲料水:水だけではなく、お茶なども含め備蓄

飲料水の備えは、「1日1人3L」が目安。3人家族のわが家の場合、7日間だと63L。2Lのペットボトル6本入りの箱だと5箱で60Lですから、6箱分の飲料水あれば安心できそうです。また、飲料水は水に限らず、お茶や炭酸水、野菜ジュースなども含めて良いのだそう。

飲料水:水だけではなく、お茶なども含め備蓄

そこで備蓄すべき6箱のうち、4箱分は水を洗面台下に、2箱分はお茶や野菜ジュースなどを含め、キッチンに確保することにしました。どちらも日常的に使いながら補充する、ローリングストック法で在庫管理をしています。

飲料水:水だけではなく、お茶なども含め備蓄

・食品:普段から食べている食品を中心に、お楽しみもプラス

水と同様に欠かせない備えが、食料です。どんなものをどれくらい備蓄するべきか悩んでいたときに、「一般家庭は、1週間分程度の食品ストックを持っていることが多い」という話を耳にしました。

実際確認してみると、わが家にも確かに1週間くらいなら過ごせるストックがあることが判明。急に気持ちがラクになりました。そこで防災食は1日分だけ用意し、あとはできる限りいつも食べているもので備えることに。

使いながら備える方法は、在庫管理が難しくなりがちです。そこで、以前片づけ収納ドットコムでうえむら智子さんに伺った「Waすれなクリップ」を、自分向けに少しアレンジした方法で在庫管理をしています。

うえむらさん考案の「Waすれなクリップ」はこちらでご紹介しています:
>>>ストックの買い忘れ・ダブり買いゼロ! “Waすれなクリップ”でラクチン在庫管理

さらにちょっと高級な缶詰や甘いもの、フリーズドライの味噌汁などを、災害用として準備。食べるのが楽しみなので、賞味期限の管理は負担になりませんし、もしものときにも「ちょっとした楽しみ」になるかなと思っています。

食品:普段から食べている食品を中心に、お楽しみもプラス

■【非常用トイレ】ライフライン寸断の際に必要な数を確認して、トイレに保管

防災について学んだ際に、非常用トイレを備えておく重要性を知りました。トイレの備えがないせいで、水分摂取を我慢して体調を崩したり、ニオイで不快な思いをしたりすることも少なくないそう。「ライフライン寸断で、いちばん困るのはトイレだ」なんて話も耳にしました。

非常用トイレの備えは「1日1人5回」が目安。3人家族のわが家なら3日分で45回、7日分なら105回が必要になります。そこで、合計110回分をトイレ(使う場所)の棚に保管することにしました。

【非常用トイレ】ライフライン寸断の際に必要な数を確認して、トイレに保管

非常用トイレは必要な数を持っているだけで、安心感があります。車で遠方に行く際にも、お守り代わりにいちばん小さいサイズ(10回分)を持っていくようになりました。

■【電源】必要な乾電池の数を確認&ポータブル電源の購入で不安が解消

停電時に頼りになる乾電池。懐中電灯やランタンを使ったり、ラジオやスマホで情報収集するために、備えは充実しているに越したことはないですよね。

以前はなんとなく不安で、使いきれないほどたくさんの乾電池を持っていたこともありました。そんな中ポータブル電源を購入したことで、電源についての不安を感じることがなくなりました。

ポータブル電源を買ったら、いつもの暮らしに「便利」と「安心」が手に入った

ポータブル電源についてはこちらで、詳しくご紹介しました:
>>>ポータブル電源を買ったら、いつもの暮らしに「便利」と「安心」が手に入った

さらに災害用グッズに使う乾電池の種類と数を確認してみたところ、スマホの充電の心配がなくなったおかげで大量の乾電池を保管する必要がないことがわかりました。今はかつて購入した長期保管可能乾電池を、ゆっくり消費しているところです。

乾電池の定位置は、リビングに隣接する納戸。家族にもわかりやすいよう、種類別に「無印良品」の「アクリルメガネ・小物ケース」に入れて収納しています。

【電源】必要な乾電池の数を確認&ポータブル電源の購入で不安が解消

あると便利な防災の備えは他にもたくさんあると思いますが、まずは「食」「トイレ」「電源」の3つを備蓄したことで、なんとなく感じていた災害への不安が軽減! 「最低限の備えはあるから、大丈夫」と思えるようになりました。

防災備蓄や災害の備え、何からすればいいか迷ったときはこちらも参考に:
災害の備えはまずは心がけから!今すぐ買わずにできる防災減災
「いつかやらなきゃ」が「いますぐ」できる!防災の準備はグループに分けたら簡単に
防災備蓄が進まないときの“3つの壁”を乗り越えよう!【自分の中で堂々巡り編】

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ライフオーガナイザー会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。

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