おはようございます。
ライフオーガナイザーの日名由香です。
ライフスタイルの変化に伴い、自宅を事務所としても活用することになり、生活空間の見直しを迫られることに。片づけのプロとして活動しているものの、実は片づけが苦手で、忙しいと片づけが後回しになり、気づけば家全体が雑然としてしまっていました。
そこで、「OKAYAMAお片づけチームmomo」で一緒に活動する先輩オーガナイザーの安藤雅子さん、西後真湖実さん2名に片づけのサポートを依頼しました。
今回は、プロのサポートを通じて得た発見や学びをご紹介します。
目次
■「片づけのプロ」でもつまずくポイントとは?
「片づけのプロ」の自分でも、実際にはどうしても後回しにしてしまう場所やものがあります。特に、忙しい日々の中で「後で片づけよう」と軽く考えてしまうことが多く、その積み重ねが無意識のうちに苦手なエリアを作り出してしまっていました。
リビングが仕事の場にもなり、資料や書類が増える中で、どこから手をつければ良いのかわからない……。仕事を優先して家庭の整理は後回しにすることが続き、気づけば「仕事のスペース」と「プライベートの空間」がうまく分けられずに、物が散乱してしまっていました。
■「ちょい置き癖」が散らかる原因に
私は以前から「ちょい置き癖」が抜けない性格。忙しいと手元にあるものをつい適当に置いてしまい、後で片づけるつもりがそのまま放置することがしばしばあります。
サポートを受けた際、この「ちょい置き癖」が日々の散らかりの原因になっていると指摘され、無意識の行動が空間を荒らしていることに改めて気づかされました。
■認めたくなかった「本当の片づけの悩み」
また、見えない場所にものをしまい込み、「やりたくない場所」として後回しにしてしまうこともありました。たとえば、クローゼットの奥には、使わなくなった収納用品や「もしかしたら使うかも」と残しておいたものがあふれていました。
先輩オーガナイザーから「見えない場所でも、そのスペースを無駄にしているのはもったいない」と指摘され、改めてスペースの有効活用ができていないことに気づきました。
■避けていたエリアこそ空間が劇的に変わる鍵
「苦手エリア」を無意識に避け、別の場所ばかり片づけていたせいで、家全体が中途半端に散らかっていた、と反省しました。「ここを片づけるだけで空間の使い勝手が変わるよ」とアドバイスをもらい、見て見ぬふりをしていたスペースに向き合う心構えが整いました。
プロのサポートがあったおかげで、今まで放置していたエリアが有効な作業スペースとして生まれ変わり、空間を最大限に活かせるように。書類整理も、先輩から「このカテゴリーを先に」とアドバイスされ、効率よく進められるようになりました。
■自分の不得意を知り、違う視点からの助言をもらう効果は?
また、家具の配置や動線の工夫をアドバイスしてもらうことで、無駄のない空間が実現。「苦手を認める」「相談する」「不要なものを手放す」ことの大切さを再認識しました。プロの助言のおかげで、なかなか処分できなかったものを見直し、不要なものを手放すことができ、心も空間もスッキリしました。
片づけのプロであっても、ふだん気づいていない問題に気づくことは難しいもの。視点が違うからこそ、新しい発見があり、空間を有効活用できる方法が見えてくると実感できました。
次回は、プロの技が光る、特に気に入っている場所の具体的な収納法についてご紹介します。
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ライフオーガナイザー 日名 由香
HP : 日本ライフオーガナイザー協会