おはようございます。
ライフオーガナイザーで、「無印良品」の店舗スタッフとしても働いている小峯美保です。
常備薬の収納は、どのようにされていますか? 以前のわが家は、子どもがまちがえて飲まないように、親がくすり箱を出してくすりを飲ませる収納法。タイミングを見て、家族が自己管理できるくすり収納にしたい!と思っていました。
ヒントにした収納法は、とても身近にありました。
■誰もが使いやすいくすり箱の収納法のヒントは「調剤薬局」に
ひとつ前に使っていたくすり箱は、子どものおむつケアの用品を収納するソフトボックスを再利用していました。出し入れするのが一人であれば、「ふたがしめやすい」「落としてもこわれない」など、子どもが小さいときにはベストな収納法でした。
けれども、いつまでも出し入れが私一人だと、とても手間と負担となります。家族の誰もが自分で管理できるように、
① くすり箱の出し入れをしない
② ふたの開け閉めが楽
③ 一目でわかりやすい中身
この3つを条件に、収納方法を探していました。そして、これらの条件をクリアした、くすりの収納のヒントがここで見つかりました!
受診後にくすりを受け取りにいく「調剤薬局」です。シンプルな小さな引き出しがたくさん並んでいて、そのひとつの引き出しに1種類ずつくすりが収納されているようでした。数人の薬剤師さんが調剤されていて、家族が一緒に利用できる大きなヒントになりました。
■シンプルな引き出し収納の深さ違い2種を組み合わせる
「調剤室」の引き出しのイメージで選んだ小物収納は、「無印良品」の「ポリプロピレン小物収納ボックス6段・ホワイトグレー」。調剤室のイメージそのものの引き出しです。
箱のまま収納することも考え、深さの違う引き出しも組み替えて使っています。深めの正方形の引き出しは、「無印良品」の「ポリプロピレン小物収納ボックス3段・ホワイトグレー」です。
病院に行くときに必要な「診察券」「おくすり手帳」を入れたファイルと、「体温計」「爪切り」も同じように共有しやすく収納しています。
■引き出しの中は小分けし、ラベルは家族にわかりやすい言葉で
常備薬は、市販の箱から出し、小分けになったものをそのまま入れています。「整腸剤」「腹痛」などは、大人用も合わせると4種類。子どもが飲むくすりを手前に、夫と私が服用するくすりを奥側に入れています。
引き出しにつけたラベルは、「くすりの効用」の他、「どんな身体の不調時に飲む」など、家族が理解しやすい表現で書いています。風邪の予兆を感じたときに自分で飲めるようになれば、体調管理も自分でできるようになります。自立に向けた準備になるように、と考えました。
これからも身体のメンテナンスの要になる「くすり収納」になればと思うので、くすりの種類やラベル表記など、家族の意見も聞きながら見直していきたいと思っています。
子どもの成長とともに見直すことが多い収納。くすり箱の見直しは、常備薬を自己管理して使用するよいステップとなりました。シンプルでわかりやすい。すっきり片づくので、その他の場所にも「小物収納」を取り入れみようと思います。
くすり収納についての記事はこちらにも:
・「くすり箱」から「くすりの引き出し」へ。使いたいときにパッと取り出せる薬の収納法
・サプリメントや薬の飲み忘れ、ダイソーのマルチケースで解決しました
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ライフオーガナイザー 小峯美保
HP : 整うしくみ研究室 / atelier Hygge