おはようございます。
ライフオーガナイザーで一級建築士のあさおか まみです。
マンション住まいのわが家では、リビング横の和室にある押入れは、貴重な収納スペース。和室の使い方に合わせて、押入れに入れるものや使い方も変化してきました。
たくさん収納できる押入れですが、無計画にものを詰め込むと使いにくくなってしまいます。出し入れしやすい押入れにするための片づけ方をご紹介します。
目次
■ステップ1:どう使う?誰が使う?何を入れる?を考える
まず、押入れに何を収納したいかを考えることからスタート。8年ほど前のわが家は、来客用布団と季節家電、子どもの使わなくなったオモチャ、スーツケース、思い出のもの、オフシーズン服など入れていました。
当時、和室をあまり使っていなかったので、使用頻度が低いものを収納していました。出し入れするのは、夫か私。その中でも、使うものを左上の棚に収納していました。
最近は、和室を私の仕事スペースに使用。使い方や、収納したいものが変化したので、見直して入れ替えました。
■ステップ2:上下左右、押入れを4つに分けてものを配置する
たたみ1畳ほどの押入れの場合、中段、引き違いの襖のことが一般的です。その場合の押入れは、左上・左下・右上・右下と4つのスペースに分けられます。
4つのスペースは、部屋への出入り口、家具の配置、部屋の使い方によって、使いやすい場所と使いにくい場所が出てきます。使用頻度、出し入れのしやすさと合わせて、どのスペースに何を収納するといいか、ものの配置を考えます。
今回、部屋の模様替えをしたことで、ものの配置を変更しました。
デスクのすぐ後ろになる右上には、よく使うものを配置。右の襖は開けたままが多いので、右下には、ときどき出し入れする大きめのもの、よく出し入れするワゴンを入れました。
左上は、頻度が少ないものを棚にまとめています。左下は、オフシーズンの衣類。出入り口に近いので、衣替えのときに服の出し入れがしやすいです。
■ステップ3:使用頻度によって収納方法にメリハリをつける
収納方法については、ものの使用頻度によって分けています。すぐには使わないけれど、持っておきたいものについては、隙間の空間を活かしてギュッと詰め込んで収納しています。
たとえば、猫用の組み立て式ゲージ。左下の衣装ケースの裏に隙間を設けて収納しています。また、左上の棚の裏には、解体した押入れ用収納棚をギュッと押し込んでいます。
一方、右上に収納したよく使うものについては、ゆとりのある収納で、出し入れしやすくしています。
ここに一時的置きができる余白のスペースを作ったことで、床にものを置くこともなく、襖を閉めてしまえばスッキリです。
■大切なのは、生活の変化に合わせて見直しすること
この部屋の使い方に合わせて、今までに何度も、ものの見直しをしています。子どもの遊び場として部屋を使っていたとき、また、トレーニングルームのように使っていたときもありました。
使わなくなった機器やおもちゃは手放し、今は、私の部屋として使うようになったことで、私が使いやすい形に変えています。
使わないものが入れっぱなしになりがちな押入れですが、生活の変化のタイミングで、ものと使い方の見直しをすることが、何より大切だと感じています。
押入れ収納についてはコチラにも:
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ライフオーガナイザー あさおか まみ
HP:暮らsing〜片づけで私らしい暮らし〜