「家族のために作る」から「自分のためだけに作る」へ。料理が苦手で億劫でも作り続けるための３つの工夫

おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山です。

50代で一人暮らしを始めて、いちばん気が重かったのが毎日のごはん作りでした。「自分のためだけに作る」というのは、思った以上に気持ちがついてこないもの。料理があまり得意ではない私にとって、キッチンに立つのが億劫に感じる日も少なくありません。

頑張りすぎると疲れてしまうし、完璧を目指す気力もない。「料理の腕を上げる」ことよりも、「やりたくない日でも、なんとか動けるようにすること」を考えるようになりました。あれから3年、工夫を重ねていくことで、以前は「義務」だったごはん作りが、「今日は自分のために、どうしたい？」と考える時間に変わってきました。「ごはん作りを気楽に続けるための3つの工夫」をご紹介します。

■気持ちのスイッチ。「選ぶ」ことから始めるエプロンの活用
■考えすぎない工夫。「お皿」から始める献立の決め方
■頑張らない日のために。「いつものメニュー」を準備！

■気持ちのスイッチ。「選ぶ」ことから始めるエプロンの活用

朝起きて、「体がだるいな」「やる気が出ないな」と感じることはありませんか？私にとって、そんな日のごはん作りはハードルが高い..。そこで始めたのが、「お気に入りのエプロンを選ぶ」という小さな儀式です。エプロンは3枚だけ。キッチンの壁に掛けて、いつでも目に入るようにしています。

「今日はどれにしようかな」と選ぶだけで、少し気持ちが動くんです。
好きなエプロンを身につけると、自然と背筋が伸びて、料理モードに切り替わります。

たくさん持つのではなく、心が上がる3枚に絞っているので、選ぶのも管理するのもラク。この「小さな選択」が、やる気を引き出すきっかけになっています。

■考えすぎない工夫。「お皿」から始める献立の決め方

やる気が出ても、次に悩むのが「何を作るか」。料理が得意じゃない私は、献立を考えること自体がプレッシャーでした。そこで、朝ごはんだけは自分なりのルールを作ってみました。

•おかずは「メイン1品＋サブ2品」の3品と決めてしまう
•料理を始める前に「使いたいお皿」を先にテーブルに並べる

食器が好きな私にとって、「今日はこのお皿を使いたいな」と思う気持ちが、やる気につながるんです。お皿を見て「この器には何を盛ろう？」と考えるうちに、冷蔵庫の中の食材が浮かんできて、「鶏肉和え物」「ブロッコリーとマッシュルーム」など、スマホでパッと画像検索。レシピを細かく読むよりも、写真で「これならできそう」と選ぶことで気がラクになりました。思わぬ食材の組み合わせが楽しかったり、「これアリだな」と思える発見も増えました。