使わなきゃもったいない!残った消毒用アルコールを掃除・除菌・カビ対策に有効活用する工夫

おはようございます。
ライフオーガナイザーの藤本恭子です。

コロナ禍も落ち着き、使用期限を迎えそうな消毒用のアルコールがまだたくさん手元に残っているという話をよく聞きます。

長期保管になると品質が心配だけど、処分するのももったいない!しかも消防法では、アルコール濃度が60%以上のものは危険物に該当し、廃棄の方法などが難しい……。結局、ずっとしまったままという家庭も多いかもしれません。

使わなきゃもったいない!残った消毒用アルコールを掃除・除菌・カビ対策に有効活用する工夫

残ったアルコールが気軽に使える、簡単なひと工夫や使い方の実例をご紹介します。

■小型スプレー容器に入れ替えてキッチンの除菌に

普段使いにするには、大きなボトルのままでは手に取りにくいですよね。私は、小型のスプレー容器に詰め替えて、キッチンの気になる場所の近くに置いています。気づいたときにスプレーしてペーパーなどでふき取るだけで、気持ちよくキッチンが使えます。

たとえば、
・洗いにくい食器用洗いかごの交差部分や、付属のカトラリー入れに軽く吹きかけて除菌に使う。
・包丁や、まな板、調理道具のほか、食器棚や引き出しの取っ手などの掃除、除菌に。
・冷蔵庫内の食べこぼしはもちろん、冷蔵庫本体やレンジの除菌を兼ねた掃除にも便利。

使わなきゃもったいない!残った消毒用アルコールを掃除・除菌・カビ対策に有効活用する工夫

ただしアルコールは引火しやすいので、必ず火を使わない状態で使用します。

■アルコールを含ませた脱脂綿を常備して油汚れの掃除に

アルコールは油汚れ、皮脂汚れを落としやすいので、日々の掃除にも便利に使えます。食品保存容器に脱脂綿を入れ、そこに消毒用アルコールを注いで含ませておきます。使わないときはふたを閉めて保管して使います。使いきれないポケットティッシュも利用できます。

使わなきゃもったいない!残った消毒用アルコールを掃除・除菌・カビ対策に有効活用する工夫

・キッチンの油膜汚れや、換気扇、オーブンレンジの汚れ落としに使う。
・スイッチ回りに着いた手あか、テレビやエアコンのリモコンの汚れ落としや除菌に使う。
・スマホ、パソコン、鏡についた指紋をふき取る。

使わなきゃもったいない!残った消毒用アルコールを掃除・除菌・カビ対策に有効活用する工夫

容器に「アルコール」とシールを貼ると、家族にもわかり安心です。家中の何カ所かにスタンバイさせておくと、気づいたときの「ながら掃除」がラクにできます。

■湿気の多い場所の掃除の仕上げに使ってカビ防止に

アルコールはカビの菌を除菌するので、家中の湿気の多い場所のカビ対策にも最適です。キッチン、お風呂や洗面所などの水回り、靴箱や押し入れなどが特におすすめです。

・蛇口回り、タイルの目地などカビが生えやすい水回りの掃除の仕上げに。
・押入れ、下駄箱などを掃除したあと、ぞうきんやタオルにアルコールをスプレーし、サッと拭いてから風を通す。
・靴の中にもスプレーし乾かしてからしまうと、カビ防止と同時に雑菌の繁殖を抑え、消臭も期待できる。

使わなきゃもったいない!残った消毒用アルコールを掃除・除菌・カビ対策に有効活用する工夫

いずれの場合も火気は厳禁、子どもやペットがいる家庭は取り扱いには充分気をつけてください。また、フローリングや革製品、樹脂など、素材により変質、変色するものがあるので、商品説明書などで確認してから使うことをおすすめします。

こんなにもお掃除に大活躍するアルコールは、しまい込むだけではもったいない!最後まで有効に使える工夫をすると一石二鳥になりますし、アルコールを処分する面倒な手間も省けます。

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ライフオーガナイザー 藤本恭子
ブログ : モノ・心・お金を整えて暮らしをしなやかにデザインするスムースオーガナイズ

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