おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
今回は、東京都東久留米市在住のライフオーガナイザー、服部美亜さんにお話を伺います。引っ越してきた新居の玄関が狭く、来客用スリッパの収納に困ったという服部さん。どのような解決策を見つけたのでしょうか?
■ 家族5人分の靴の収納スペースを確保したものの…
新年度を迎え、学校から家庭訪問の案内が届いたのをきっかけに、服部さんは改めて玄関の収納について考えることになりました。
「先生にお使いいただく来客用スリッパを収納する場所がなかったんです。新居の玄関は狭いだけでなく靴箱もなかったので、家族5人分の靴を収納する場所さえありませんでした」という服部さん。まずは靴の収納スペースをつくるところからスタートしたそうです。
「市販のものではちょうどよいサイズがなかったため、リサイクルショップで見つけた棚を下駄箱として使うことにしました」。新しく買った棚と“一人2足まで”というルールで、家族5人分の普段使いの靴はなんとか収まったものの、来客用スリッパを収納する余裕はありません。
■ “スリッパは玄関にあるべき”って、ホント?
引っ越す前の家でも、実家でも、来客用スリッパを玄関に収納していた服部さんには、“スリッパは玄関にあるべき”という思い込みがあったそうです。けれども、「よく考えてみたら、たまにしか使わないスリッパに貴重な玄関の収納スペースを占領されるのは、何だかもったいない気がしてきたんです」と服部さん。
そこで、家族5人分の靴がなんとか収まっている玄関ではなく、ゆとりのある2階の収納スペースに来客用スリッパを置いてみることに。持ち運びやすいよう、スリッパはカゴにまとめ、立てて収納しました。さて、いよいよ家庭訪問の日です。服部さんはどのように対応したのでしょうか?
■ 毎日使わないスリッパは、玄関になくても問題なし!
「当日は、来客用スリッパをカゴごと玄関脇に置いてスタンバイ。先生がいらしたときにカゴからスリッパをとって、お出ししました。“スリッパは玄関にあるべき”と思い込んでいたのが信じられないくらい、とってもスムーズで、なんの問題もありませんでしたよ!」と服部さん。
「今回のように、誰かが来るとわかっていれば、事前に準備しておけばオッケー。突然の来客時にはしばしお待ちいただきますが、それで怒って帰る人なんていないはず。玄関から少し離れた場所ではあるものの、カゴにまとめてわかりやすい場所に置いているので、子どもに『スリッパ持ってきてー』とお願いするのもカンタンです」。
収納スペースが狭くて、置きたいものが収まらないときは、まずは“ここに収めるべき”という思い込みを外してみると、新たな収納場所、収納方法が見つけられるかもしれませんね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
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ライフオーガナイザー 服部美亜
ブログ:IHANA LIFE
編集: さいとう きい