おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
神奈川県横浜市在住のライフオーガナイザー、宇高有香さんは8歳の男の子と6歳の女の子のママ。仕事、育児、家事をこなしながら、その合間には趣味のダンスも楽しんでいるそうです。時間の使い方が上手な宇高さんに、時間を生み出す工夫についてお聞きしました。
■明日の準備は子どもにおまかせ
宇高家の家訓は「自分のことは自分で」。「小学3年生の息子だけでなく、保育園年長の娘にも、自分でできることは自分でするようにと教えています。私の役目は、子どもが自分でできることを肩代わりすることではなく、子どもが自分でできることを増やすために環境を整えること」という宇高さん。
下の写真中央は、娘さんの保育園グッズをまとめたカゴ。1階のダイニングスペース横の畳コーナーに置いています。
「保育園から帰宅した娘は、寝るまでの大半の時間を1階で過ごすため、2階にある子ども部屋ではなく、あえてこの場所に置くことにしました。ここなら帰宅後、娘が自分で園バッグから汚れものを出してランドリーバッグ(写真上部のグレーの袋)に入れ、翌日持って行くタオルやティッシュなどをカゴから取ってバッグにセットできます。私が手出しする必要ナシです」。
■時間の配分も子どもにまかせて
「自分のことは自分で」は、ものの管理だけではありません。小学校に行くまでの朝の時間、帰宅してからの夕方の時間、ベッドに入るまでの夜の時間。その都度、するべきことを口うるさく言わなくてもすむよう、宇高さんは息子さんと話し合って、ボードにそれぞれの時間割を書き出すことにしました。
「次にすることが目で見えるようになって、息子も次の行動を考えやすくなったみたいです」と宇高さん。
時間の感覚が未熟な子どもが朝、大人の思惑通りに動いてくれないのは当然のことかもしれません。片づけ収納ドットコムの編集メンバーも、さまざまな工夫で朝のドタバタを乗り切っていますので、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね:
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■衣類の管理も子どもが自分で
宇高家では、子ども服はすべて子ども部屋に置いた「無印良品」の「ユニットシェルフ」(下の画像)の右半分に収めているそうです。完全にオフシーズンのアイテムは、シェルフ上段に置いた「無印良品」の「ポリエステル綿麻混・ソフトボックス」に分けて収納。Tシャツ(半袖・長袖)やパンツ(短丈・長丈)といった着用期間の長いアイテムは、シェルフ下段に置いた黒いボックスにたたんで収めています。
「季節の合間など、今日はちょっと肌寒いなというときは長袖を出して着たり、蒸し暑いなというときは短パンを出して履いたりと、子ども達が自分で対応しています。親が年4回、厳密に衣替えをしなくてもいいのでラクですよ」。
子どもの“自分でできる!”が増えると、ママの“ゆとりの時間”はどんどん増えていきます。もちろん、子どもの生活力も自然と身につくから一石二鳥ですね。
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ライフオーガナイザー 宇高有香
ブログ: 丘の上の家
記事: さいとう きい
写真: さいとう きい(1〜3枚目)、白石規子(4枚目)