おはようございます。
ライフオーガナイザー/ファイナンシャルプランナーの長谷部敦子です。
お客様から、「いつかやろうと思って……」と言いながら、溜めたレシートを見せていただくことがあります。毎日、「やらなきゃ!」と思っているけれどできていないものを目にするのは、つらく感じるものです。
今回は、そんなレシートの山を無理なく処理する3つの方法をご紹介します。
■家計簿つけなきゃ!を手放して集計だけしてみる
レシートに手がつけられないのは、家計簿をつけることへのハードルが高いからかもしれません。だったら、家計簿をつけずに、知りたいことがわかる方法を考えてみてはどうでしょうか。
「毎月何にいくら使ったか?」が知りたいのであれば、溜まったレシートを月ごと・費目ごとに分けて、集計すればだいたいわかります。
>>>コツコツが苦手な方必見! 1カ月分を10分でチェックできる、支出把握の手順とは?
レシートを分けて、合計するだけ。
やることが明確でシンプルなのも、ハードルを下げるコツです。
■全部把握しなきゃ!を手放して1つに絞ってみる
それでもやる気になれないのであれば、知りたいことを1つだけに絞ってみます。
私は以前、パンが大好きで、週末のお昼ご飯や子どもたちのおやつによくパン屋さんでパンを買っていました。一度、溜めたレシートの中からパン屋さんのレシートだけを抜き出し、合計してみたんです。すると、驚く金額をパン屋さんで使っていることが発覚!! その後、自然とパン屋さんからは足が遠のきました(笑)。
無理に節約したわけではないけれど、数字で実感したことで、“なんとなく”パンを買うことがなくなり、たまのパンランチを一層楽しめるようになっています。
「よくこれにお金を使っている気がする……」。そう思うもの1つだけに絞って、レシートの山の中からピックアップして合計してみることで、お金の使い方を見直せるかもしれません。
■溜めたものからしなきゃ!を手放して今から始める
1つだけに絞ることも難しく感じるようであれば、いっそ今あるレシートの山は捨ててしまのもアリだと私は思っています。
その場合、医療費や税金など保管義務のある領収書が紛れていないかはチェックするようにしてくださいね。
捨てるのが不安であれば、紙袋や空き箱に入れて目に見えないところに一旦しまってしまうのもひとつの方法です。
レシートは日々増えます。どんどんレシートの山は大きくなり、どんどん手がつけににくくなります。
レシートを活かせば有効なデータは得られるけれど、過去に買ったものの記録に縛られて、結局何もできなくなるのはもったいない!だったら、一旦なかったことにして、今日から気持ちを新たにゼロから始めてみてもいいのではないでしょうか。
家計管理のやり方はひとつではありません。
レシートの山は「もっと自分に合ったやり方がほかにあるよ!」というサインかもしれません。
まずは、自分の中にどんな“しなきゃ!”が隠れているのかを見つけるところから始めてみませんか?
つい溜めがちなものに関する記事はこちら:
・面倒くさがり屋さんも大丈夫! 郵便物は自分の性格と使用頻度にあった収納方法で
・面倒な本や段ボールを束ねる作業は100均アイテムで解決!!
・決めたら楽になる!化粧品サンプルとの付き合い方に3つのルール
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 長谷部敦子
ブログ:生き方デザイン練習帖