おはようございます。
ライフオーガナイザーの原田ひろみです。
今年も残り1カ月半を切りましたね。新しい年を迎える前に片づけたり、大掃除をする方も多いのではないでしょうか? わが家もキレイにしてから年を越したいので、ふだん手が回らないところを中心に掃除をするようにしています。
ところで、年末に大掃除をしている方は、一気にやりたい派ですか? それとも少しずつやりたい派ですか?
私は「一気にやりたい派!」でした。けれども、年々、年末に忙しくなり、時間が取れなくなってきたんですよね。一気に終わらせようとすると、私の場合は時間が足りなくて、結局、年末は朝から夜遅くまで掃除をしていたことも(苦笑)。終わらないことに焦ったり、イライラすることも多かったので、数年前からやり方を変えてきました。
今回は、年末に向けて少しずつ掃除に取り組めるようになった4つのポイントをご紹介します。
■①ゴールがあると続けられる
少しずつ掃除をするようになった最初のきっかけは、年末に宿泊予定の来客があったからです。「早めに取りかからないときっと間に合わない!」というタイムリミットがあったため、余裕をもって早めに始めたことがきっかけでした。ゴールがあると意外に進められること、気持ちにもゆとりが生まれることを実感。
ちなみに今年は、「年末までに掃除が終わっている」、「年末はゆっくりテレビをながら気持ちよく過ごしたい」と“少し先の時間にゆとりを生み出す”ゴールに向けて10月頃から始めています。
■②コンロ周りの掃除は細かく分けたら短時間でできる
いつも一気にやっていたコンロ周りの掃除。細部の掃除は、ふだんは手が回らないので、汚れがひどいときは、掃除に何時間もかかっていました。
すると「しっかり時間が取れるときにやろう~」とギリギリまで先延ばし。結局、時間切れで中途半端に終わったり、夜遅くまで掃除をしていたりと悲しい気持ちになることがほとんどでした。そこで、15~30分ほどで終わるように細かく分けてすることにしたのです。
コンロ周りの掃除は、①魚焼きグリル内、②グリルの通気口、③換気扇フィルター、④換気扇内のモーター。と、1カ所ずつ分けたことで、取りかかりやすくなりました。「グリルの通気口の掃除はどれぐらいかかるかな?」とタイマーで測ってみたところ、たった15分もあれば終了!食事の片づけのついでにできるぐらい短時間で終わることが、やる気にも繋がっています。
■③1日15分ずつ。「整理」と「掃除」を
今年は「1日15分ずつ」と時間を決めて、1カ所ずつ進めています。
目的は「掃除」ですが、掃除のために「モノをすべて出す」必要がある場所については、モノの「整理」もついでにしています。手順としては、「モノをすべて出す」→「拭き掃除をする」→「必要なものだけ選んで元の場所に戻す」です。
たとえば、洗面台の鏡裏収納内の掃除。不要なものを除いたので、ものの数は減っていますが、基本的な収納場所は同じです。
片づけと掃除は別物。それをわかっていなかった頃は、掃除を始めたつもりが、つい収納方法の見直しを始めてしまい……。何時間もかかって片づけと掃除をしてグッタリでした(苦笑)。
15分でやることは「掃除」または「整理と掃除」。収納方法の見直しはしていません。
■④無理はしない。できるときだけする
「かならず毎日する」と決めてしまうと、続けることが苦痛になるので、ルールはゆるく。できるときだけでOK!として取り組んでいます。10~11月は、気候がおだやかで気持ち良いので取りかかりやすく、小さな達成感が次へのモチベーションにもなっています。
さらにモチベーションがアップする効果を感じたことは、「仲間がいること」。今年は、備忘録として取りかかったところをSNSにアップしていたら、「私も一緒にやります」と同じように少しずつ進めたい仲間が増えたのです。これはかなり効果がありました。お互い「○○を掃除した」とか「××を整理した」などたまに近況を報告し合っています。仲間がいることは大きな励みになりますね。
一気にしたいけど、できなくてモヤモヤしていた大掃除。少し先の時間にゆとりを生み出すために、少しずつ進める大掃除もようやく習慣づいてきました。楽しく続けるために、やる気に繋がる方法を取り入れながら、時間と気持ちにゆとりのある年末を過ごしたいと思っています。
大掃除についての記事はこちらにも:
・ママだけ頑張らなくてもいい「大掃除」の仕組みづくり
・11月に大掃除リスト?!「不公平感」がなくなり、夫との大掃除シェアが進んだ理由
・窓が16カ所、カーテンが16枚!たくさんの窓掃除をイライラせず済ませるための工夫とは?
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ライフオーガナイザー 原田ひろみ
ブログ:「洋服・暮らし・時間」大切なものを自分で選び取る整理術