おはようございます。
ライフオーガナイザーで現役会社員でもある手塚千聡です。
今日は、うまく使いこなせていなかった“狭すぎるウォークインクローゼット”の活用法をご紹介します。本来の使い方とは違う使い方をしたら、使い勝手がぐんとよくなりました!
■狭すぎて使いにくいウォークインクローゼット
ワークルームとして使っている洋室のウォークインクローゼットは、約1メートル四方の狭小空間。真四角なスペースに短いハンガーパイプが2本交差していて、“ウォークイン”とはいえ入れるのは一歩だけです(笑)。
夫の洋服をしまってみたり、オフシーズンの衣類をしまってみたり……と試行錯誤しましたが、今ひとつ使いこなせずにいました。詰め込みすぎると使い勝手が悪く、使いやすくと思うとデッドスペースが多くなり……。
設計者は、恐らく“子ども部屋の中のクローゼット”を想定していただろうと思います。ただわが家の場合、子ども部屋はまだ不要で、ワークルームとして使っているため、ここに衣類をしまう必然性もありませんでした。
当初より子どもが大きくなってくると、洋服をかけておくスペースがほしくなりましたが、このクローゼットは子どもの動線上になく、ハンガーパイプの位置も高いので断念。結局、寝室にハンガーパイプの位置が自由に変えられるスチールラックを置きました。
■わが家でしまうのをやめたもの、新たにしまったもの
その後、寝室のクローゼットを夫婦で共有することで、夫の衣類も無事収めることができ、狭小ウォークインクローゼットに洋服をしまうのは、スッパリあきらめました。そして、新たに“ワークルームの倉庫”として使うことに。
ワークルームにはそれまでも壁一面に「IKEA」の書棚「BILLY(ビリー)」を設置し、本や資料、ワークルームで使うものを収納していました。以前は容量オーバー気味だったこと、高いところに重量があるものを置いていて災害時に危険だと考えていたことから、間引きしてクローゼットに移すことにしました。
現在、クローゼットには、仕事の資料や今は使わない収納グッズ、DIYで残った端材やペンキ類、ミシンやアルバム、残したい子どもの作品やおもちゃなどをしまっています。
手前の壁には、有効ボードの端材を取り付け、バッグをかけるスペースに。「ここにあると便利だ」と言う夫用です。
■“スペース転換”成功の秘訣
わが家でこのスペースを活かせるようになったのは、「クローゼット=衣類をしまうところ」という思い込みを手放したからでした。
まっさらな四角い空間として見直したとき、“床から天井までしまえる結構な大容量空間”という、スペースの長所を発見することができました。
引き戸の扉もあるので、少々重いものを置いても、扉を閉めておけば災害時に落ちてくる心配をしなくてもすみます。ミシンやDIYで使うペンキなどはスチールシェルフの下段にしまっています。
既存のハンガーパイプはS字フックを使って収納としても使えますし、造り付けの丈夫な枕棚も、重くて奥行のあるアルバムや子どもたちの作品保存版などをしまうスペースとして便利に使えています。
同じ空間なのに、洋服をしまっていた頃よりずっと多くのものを便利に収容することができるようになりました。
動線に合わせて“ワークルームの倉庫”と再定義したこと、この空間に合うサイズの可動棚のシェルフを購入したことも使いこなせるようになったポイントでした。
家の中でどうやっても使いにくい収納スペースはありませんか?
今までの思い込みをリセットして、「そのスペースがどんな形でどんな特徴があるか」、「家のどの場所にあって、何がしまってあると便利か」等々、改めて見直してみると使いやすいスペースに大変身するかもしれません。よかったらお試しください。
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あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし~会社員ワーママの、ラクしてシェアして、時間を生み出す暮らし術~