おはようございます。
ライフオーガナイザーの手塚千聡です。
大人の上着やバッグは散らからないのに、子どもたちの上着はリビングに脱ぎっぱなし。大人はちゃんとしているのに、子どもたちが大雑把だからでしょうか?
よくよく見てみると、子どもたちの脱ぎっぱなしには理由がありました。今日は、家族によって収納法を変えたら片づくようになった方法をご紹介します。
■大人には便利だった納戸のコート収納
わが家は一畳ほどの小さなウォークインクローゼットを夫婦で使っています。場所も寝室の奥にあるので、外出時に必要なコート類は玄関にほど近い納戸にハンガーバーを取りつけて収納しています。
毎日使うバッグも、納戸脇の寝室の壁につけた、「無印良品」の「壁に付けられる家具・3連ハンガー」に引っ掛けています。
クローゼットにかさばるコート類を置かずにすみ、立ち寄りやすい場所なので戻しやすく、うまく機能している収納です。
■動線バッチリ収納が、子どもには不便だった理由
すごく便利で、一時は家族全員の外出着を納戸にしまっていました。子どもたちが自分で脱ぎ着ができるようになってからは、ラクに戻せるようにと、玄関の壁に引っ掛けるだけの収納スペースを設置。こちらも子ども用のクローゼットに出入りするまでもないのがラクで、親子で満足していました。
ところが、いつ頃からか上着がリビングで脱ぎっぱなしになることが増えました。夜までそのままなんてことも。
子どもたちを観察してみると、原因は一目瞭然。帰宅したらランドセルを背負ったまま一旦リビングの広いスペースまで移動し、そこでランドセルを下ろし、上着と靴下まで脱いでいるのです。ランドセルが重いので、ひとまず置き場所まで運ぶのが最優先になっていることがわかりました。一息ついた後は、上着を玄関に戻すのが面倒なようでした。
■子どもの帰宅後の散らかり防止策は一つじゃなかった?!
ランドセルを下ろす場所に上着をしまえたら、明日の準備と一緒に片づけが進むかもと思い、試してみました。リビング学習スペースの一角にフックをつけるだけですが、床やソファーに脱ぎっぱなしだった上着が、ここに掛けられることが増えました。
週末用の上着は、今も玄関収納です。来客時には、リビングの上着は子ども部屋のフックやクローゼットにかけることも。いくつかしまえる場所があるだけで、散らかることが少なくなりました。子どもたちの行動パターンが一つでない以上、しまう場所もいくつかあっていいのかもしれません。
家族それぞれ無理のない行動は違うもの。同じアイテムでも、持ち主が違えば収納場所や方法を変えるのも一手です。散らかりやすいものは、持ち主の行動を観察すると答えが見つかりやすいので、試してみてくださいね。
同じものでも人によって変わる収納の参考に:
・夫婦のクローゼット収納を徹底比較! 使いやすい仕組みは家族でも違う⁈
・優先するのは楽さ?できるかどうか? 通学リュック、小物、制服の収納方法は姉妹で全然違ってOK!
・双子でもこんなに違う! 収納も見守ることで、子どもの片づけ力を育む!
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし~ラクしてシェアして、時間を生み出す暮らし術~