おはようございます。
ライフオーガナイザーの下川美歩です。
在宅時間が増えて、家の散らかりが気になることが増えてきました。私が気になったのは、高校3年生の次男の部屋。部屋の管理は任せていますが、ペットボトルやプリントが散らかっていて、つい口を出したくなります。
そんな片づけられない次男が、自分から「部屋を片づけたい」と言い出しました。高校生が自分で考えて片づけた子ども部屋と、「片づけたい」と言い出したタイミングを逃さずにサポートした方法をご紹介します。
■片づけられない次男が片づけたくなった理由
小学生までの子ども部屋は、親主導で家具選びも収納方法も決めていました。片づけ好きではない次男でも、散らかったものを元に戻せる程度には片づけができていました。
中学生になると、部活や塾で忙しくなり「時間がない」「疲れているから」と片づけられなくなりました。部屋で過ごす時間が短く、ほとんど寝るだけなので、散らかっていても「意外と困っていない」のも、片づけられない原因の一つです。
ところが、コロナ禍で生活スタイルが一変。片づけられない原因にも変化がありました。部屋で過ごす時間が増え、疲れるどころか体力が余っています。受験生ということもあり、部屋で勉強する時間が増えてみると、いろいろ不便なことに気づいたようです。
■自分で決めるから片づけのやる気をキープできる
話を聞いてみると、部屋を快適にするために改善したいことがあるようです。
次男が決めた改善ポイントは、机で勉強しやすくすることと、ベッドでくつろげるようにすること。まずは、長時間座って勉強できるように木製の椅子を私のパソコンチェアと交換しました。
次は、ベッド。2段ベッドを組み替えて1段にして使っていましたが、窮屈なようなので買い換えることにしました。
次男が実物を見に行くなら、通学途中にある「無印良品」が便利です。「ボードがなくシンプルなベッドがいいなら脚付マットレスはどう?」と提案してみました。すると、学校帰りに店舗に寄ってベッドをいろいろ試し、幅が狭く部屋が広く使える「脚付マットレス・スモール」に決めてきました。
次に決めたのは、片づけのスケジュール。床が見える状態にしないと、ベッドを設置できません。配送日を決めたら、前日までに散らかっているものを分けて、不要なものを処分。ベッドが届いた翌日には、ひとりで棚を移動して衣類を収め、机の横に勉強道具をまとめていました。
これまで「片づけたら」と声をかけても先延ばしにしていた次男ですが、自分で決めるとやる気がキープできるようです。
■タイミングを逃さず話を聞く、一緒に考える
今回の子ども部屋の片づけ、私は作業にはノータッチ、サポート役に徹しました。サポートの方法は、話を聞くこと、一緒に考えること。まずは、「片づけたい」と言い出したタイミングで口を挟まず話を聞きました。
次に、改善したいことをリストアップし、一緒に解決策を考えて、やることを具体化。ベッドの注文や受け取りなど私ができることを提案し、スケジュールを共有しました。高校生の片づけは、親主導ではなく、子ども自身が決めていくことが大切。そのほうがお互いにストレスなく進められるようです。
片づけている様子を見て感じたのが、小学生のころの親主導の片づけにも意味があったということ。当時、一緒に片づけたことで、次男には「出す→分ける→収める」という片づけの手順が身についていました。
「片づけたい」と思っても方法がわからなくては、片づけられません。片づけの方法を伝えておくことも大切ですね。
また散らかってくるかもしれませんが、そのときも「片づけたい」と言い出すタイミングを待ちたいと思います。
高校生の片づけに関する記事はこちらにも:
・【中学卒業】新生活を迎えるための恒例行事?! 子ども部屋の片づけビフォーアフター
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ライフオーガナイザー 下川美歩
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