おはようございます。
ライフオーガナイザーの三瓶 ちゆきです。
レジ袋を使わなくなって1年以上が経ちましたが、家庭から出るプラスチックの量はまだまだ多いなぁと感じています。とくにラップは便利でつい使ってしまうものの一つ。少しでも使用量を減らすため、「みつろうエコラップ」作りにチャレンジしてみたので、今日は作り方と使い方をご紹介します。
■ラップの使用量を減らすため、新たに取り入れたこと
わが家では使い捨てラップの使用量を減らすため、なるべく耐熱ガラスの保存容器を使ったり、お皿を蓋代わりに使うなど、これまでも少しは使用量を減らす努力をしてきました。
ですが、この方法ではものを包んだりすることができないため、代わりになるものはないか?と探していたところ、見つけたのが「みつろうエコラップ」です。
「みつろうエコラップ」とは、布地にみつろうなどを染み込ませて作る食品保存用のラップのこと。使い捨てではなく、繰り返し使うことができます。簡単に作れると聞き、ずっと作ってみたいと思っていたのですが、なかなか重い腰が上がらず(苦笑)。
そこで、思いきってオンライン開催のワークショップに参加してみることにしたんです。
■「みつろうエコラップ」は簡単に作れる!作り方と使い方
「みつろうエコラップ」作りに必要なものは、みつろう・コットンなどの生地・オーブンシート(2枚)・アイロン・新聞紙のみ。今回のワークショップでは、みつろうにホホバオイルと天然樹脂が配合された「ビーズワックスシート」を使用しました。
作り方はとっても簡単!
①新聞紙の上に生地よりひと回り大きくカットしたオーブンシートを乗せ、その上に生地を広げます。
②生地の上に「ビーズワックスシート」をちぎってまんべんなく広げ、もう1枚のオーブンシートをかぶせます。
③低温のアイロンを、オーブンシートの上からゆっくり当ててワックスを溶かします。
④全体に染み込んだら、オーブンシートから外して完成!
やけどに気をつけながら、布の端をつまんで一気に剥がすと、きれいに仕上がります。仕上がりが気になるときは、アイロンで温めれば、何度でもやり直せますよ。
使う際は、器などに「みつろうエコラップ」をかぶせ、手で温めながらなじませるようにすると、ピタリと密着します。器の蓋として使うのはもちろん、野菜やフルーツ、パン、おにぎりなども直接包めるので便利です。
使用後は水かぬるま湯で洗い、干しておくだけ。乾いたエコラップは、丸めてシンク上の吊戸棚に収納しています。
■1カ月使ってみて感じたメリット・デメリット
わが家では、ワークショップ後に「ビーズワックスシート」を買い足し、家にあった生地でさらに10枚ほど作りました。お気に入りの生地で作ったので、使うのも楽しいです。
最初は「みつろうエコラップ」を使うと、手が少しベタつくのが気になりましたが、そのまま手に塗り広げれば、なんと保湿剤代わりになるそうですよ。乾燥する冬場はむしろありがたい存在ですね。
毎回洗う必要があるので、その手間を面倒に思う方も多いと思いますし、熱に弱いので、熱い食べ物や飲み物が入った器への使用や、電子レンジ、食洗機の使用も不可。酸の強い食品や生の魚、肉の保存にも向きません。
また、みつろうを使用しているため、アレルギーのある方や、1歳未満のお子さんがいらっしゃるご家庭は、使用を控えたほうがいいようです。
なかなか制限も多いので、わが家では電子レンジを使う予定のものは耐熱ガラスの保存容器、生肉や生魚には使い捨てラップ、それ以外は「みつろうエコラップ」と使い分けています。
すべてエコラップに切り替えるのは、ちょっとハードルが高いので、余裕のないときは使い捨てラップも使いながら、少しずつプラスチックごみを減らしていけたらいいなと思っています。
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ライフオーガナイザー 三瓶 ちゆき
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