おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
お子さんの思い出の品、皆さんはどうされていますか? わが家は年度末ごとに「残すもの」と「手放すもの」をざっくりと分け、「残すもの」は衣装ケースに収納していました。
その衣装ケースは、2階奥の部屋の収納の天袋に4つと、入口ドア近くに3つで、計7つになっていましたが、特に収納スペースにも困っていなかったので、ずっとその方法でやってきました。
先日、長女が成人式を迎え、「就職や結婚で自立する日もそう遠くないのかも」と今さらながら実感し、長女が家を出るときに「思い出の品は今のままずっと家にとっておくのか?」と考えました。そこで、これを機に、自立するときのことを見越した整理をすることにしました。
その過程をご紹介します。
■ステップ①収納してあるものを全部出す
まずは整理するものを全部出します。今回整理したのは、長女の分のみ衣装ケース3つ分です。
最初に全部出すメリットは、全体量を把握できることです。収納しているときは、それほど持っていないと思っていても、全部出してみると、モノの多さにあらためて驚くことも多いです。
全体量を見ると、「この量を管理するのは大変だな」とか「本当は、いつでも見返せるぐらいの量にして、手元に置いておきたい」などと、自分のキャパや理想を認識でき、今まで迷って手放せなかったものがスムーズに手放せるきっかけになることもあります。
今回も、「衣装ケース1つだけにして、いつでも手軽に見返せたらいいな」というわたしの理想と、「家を出ても手元に持っておきたいものを厳選する」という長女の目的が明確になりました。
■ステップ②キーワードを決めて4つに分ける
次に、分けていく作業をします。「いる」「いらない」の2分類だと、必ず「迷う」ものが出てきてしまうので、4つに分けます。今回は、わたしの理想と長女の目的のもと、以下の4つに分けていきました。
①は長女が家を出るときに持っていきたいもので、中学校生活の大半を費やした部活の思い出のものや、ホームステイに来た友人との思い出のものなどを選んでいました。
②は長女が「持っていくほどではないけれど、できれば家に残しておいてほしい」ものです。こちらは10年近く続けた習い事のものなどでした。
③は、わたしが残しておきたいもので、保育園~小学校低学年の連絡帳や作品、手紙など、主に小さなころの思い出の品です。園での様子や、たどたどしい文字、だんだん人の形になっていく絵などを見るとたまらなく癒されるので、今後も折に触れて眺めたいものたちです。
④は手放すもので、文集など、今まで読み返したり見返したりすることがなかったものたちです。
■ステップ③分けたものを収納する
分けたものをどこにどう収納するか決めていきます。
①は、いずれ長女が持っていくものなので、今後は自分の部屋で管理することにして、わたしはノータッチとなりました。
②と③は一緒に、もとの衣装ケース1つに収めて手軽に見返すことができるようにしました。とはいっても、見返す頻度はそう多くないので、衣装ケースは天袋に収納しました。
小さな脚立を近くに置いているので、見たいときには、すぐに取り出せます。長男の1ケースも天袋に移動し、入口ドア近くの3ケースのうち2ケース分のスペースの余裕ができました。長男と次男の新たなモノが入ってきても安心です。
④は、「写真に撮って残す?」とも考えましたが、今までのわたしの行動パターンから、写真を撮っても見返さないだろうと予想されたので、写真は撮らずにそのまま処分しました。手放した量は衣装ケース1,5個分(約半分)。45Lゴミ袋で1袋半ほどでした。
今回の整理は、長女とおしゃべりをしながら約1時間半で完了。数年の期間を置いてみて「やっぱり手に取ることはなかったな」とスムーズに手放せたものも多かったので、迷うことが多い思い出の品の整理は、一度で完璧にしようとがんばりすぎないほうがいいのかもしれません。“毎年のざっくり整理”をしつつ、節目での“しっかり整理”をすると、本当に残したいものが選びやすくなると感じました。
“子どもの思い出の品の収納”はこちらも参考に:
・“年少・年中・年長” 子どもの成長を楽しめる「幼稚園の作品ファイル」収納
・残したいけど片づかない! 子どもの絵や工作の収納“3つのお困りごと”の解決策
・子どもの作品はざっくり収納!「無印良品」と「IKEA」のダブル使いで作品整理は年に1回だけ!
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ライフオーガナイザー 梅野優子
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