おはようございます。
クローゼットオーガナイザー、元アパレル店長の柴田敦子です。
「収納力アップ」「うっとり収納」にあこがれて収納用品を買ってしまうこと、片づけのプロでもあります。レビューが良くても、自分に合うとは限りません。クローゼットまわりで実際に使って失敗した収納グッズご紹介します。
■かけるだけで衣類収納力は1.5倍になるけれど……
クローゼットのハンガーバーに引っかけるだけで、収納が1.5倍になる「衣類収納アップハンガー」をインスタで見かけました。「クローゼットにもっと余裕ができるかも」と期待して買ってみました。
「衣類収納アップハンガー」の前後にある2本の棒に、ハンガーを段違いにかけると、1.5倍の洋服がかけられる仕組みです。
使ってみると、たしかに衣類を収納する幅は少なくなりました。
スペースが増えて嬉しくなったのですが、しばらく使ってみると洋服を交互にかけるのが面倒で、気づいたらほぼ手前にかけてしまっていました。
こうなると見た目がガタガタ、バランスが悪くなり、ハンガーがぐらぐらするところも気になります。結局使うのをやめてしまいました。
私にはうまく使いこなせませんでしたが、洋服の数が多く、クローゼット内でハンガーがキチキチになってしまっている方には、効果が感じられるかもしれません。また、出し入れする頻度が低い季節外の洋服なら、かけっぱなしでいいので、面倒なこともなく、省スペースになりそうです。
■コスパよしでもサイズが合わないハンガーに注意
持っているハンガーを統一したくて、ハンガーを買い替えたときのことです。少しでも安く買うために、「ニトリ」の木製ハンガー5本組(ユーカリ5P)で揃えました(現在は、メンズ用として販売されています)。
単品で売っているレディース用のハンガーを買うより安かったので、お得な5本組で買いましたが、私の洋服にはハンガーのサイズが少し大きめでした。ニットやブラウスなど、やわらかい素材や薄手の洋服を掛けると、肩が合わず、洋服に跡がついてしまいます。
安いからとケチらずに、洋服のサイズに合わせてハンガーを選べばよかったです。その後、レディース用のハンガーを買い直し、大きいサイズは夫が使っています。
■湿気のたまりやすいクローゼットは、カゴの素材に注意
「無印良品」のラタン収納用品の見た目が好きで、リビングで使っていたものを、クローゼットでも小物入れとして使っていました。
乾燥している太平洋側に暮らしていたときは大丈夫だったのですが、湿度が高い北陸地方へ引っ越して来たら、なんとカビが生えてしまいました!クローゼット以外でも、洗濯室など湿気がたまりやすい場所は注意が必要です。場所により、洗えるプラ素材を選ぶようになりました。
また、スカーフ類はパンツハンガーに掛けて収納するなど、クローゼットの中はなるべく収納ボックス自体を置かないように気をつけています。
便利そうだったり、見た目がいいと、つい欲しくなる収納用品ですが、自分や暮らしに合ったものを見つけたいと思います。
クローゼットの使いやすい収納は人それぞれ!こちらも参考に:
・こんなに違う! きっちり派夫とざっくり派妻のクローゼットこまごまアイテム収納方法
・夫婦のクローゼット収納を徹底比較! 使いやすい仕組みは家族でも違う⁈
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ライフオーガナイザー 柴田敦子
ブログ:クローゼットから整える 余白のある毎日