おはようございます。
ライフオーガナイザーの水谷のぶこです。
掃除、料理、洗濯……、「好きな家事は?」と聞かれたら、私は「洗濯」と答えます。汚れた服がキレイになるのは気持ちがいいし、気分もスッキリとするからです。
ですが、好きなはずの洗濯の家事なのに、朝に洗濯機をまわすことから畳んで片づけるまでがスムーズにできなくて、「どうしてだろう! ?」とモヤモヤしていた時期がありました。このまま洗濯が苦手でめんどうだと思うようになりたくなかったので、洗濯の家事を見直してみることにしました。
■洗濯家事を分解して、うまくいかない「理由」を考えてみた
まず、わが家の洗濯の流れを書き出して、ひとつずつの作業について考えてみました。
① 洗濯機をまわす → 洗濯物の量、洗濯回数が増えても苦にならない
② 裏庭に干す → 外干しがスキ。干し終わったら達成感で気分がいい。
③ 取りこむ → スッキリ乾いた洗濯物を取りこむのは気持ちがいい。
④ たたむ → 苦にならない。畳まないより畳むほうがスキ。
⑤ しまう → めんどう。すぐに片づけられなくて後回し。
このように、流れを分解して考えていくと、私は畳んだ洗濯物を「しまう」ことがめんどうに感じるのだと気がつきました。すぐにしまわないから、洗濯の家事がいつまでも終わらないのだとわかりました。
それなら、すぐに「しまえる方法」を考えてみることにし、2つの解決法を思いつきました。
■解決法その1 ダイニングテーブルで立って畳むことにした
外干しした洗濯物は、和室に取りこんで、正座をして畳んでいました。その部屋はほとんど使わない部屋なので、畳んだらいつまでも置きっぱなしにしてしまっていました。
そこで、和室ではなく、リビングダイニングに取りこみ、ダイニングテーブルの上で、立って畳むことにしました。
わが家ではダイニングテーブルは食事をするところなので、置きっぱなしにはできません。畳み終わったらすぐに片づけようと意識するようになりました。また、立ったまま畳めるので、正座をして畳むよりラクで、立っているからすぐに動けます。
■解決法その2 家族の洗濯物をしまう場所を1カ所にした
「しまう」のが苦手だとわかったので、「どうして苦手に思うのか」をさらに考えてみました。
まず、私のクローゼットは2階なのですが、自分のモノをしまうのは、場所がどこであろうとまったくめんどうには思いません。そして、下着やタオルなど、洗面脱衣所だけで完結するモノをしまうのも、めんどうとは感じません。家族のモノをそれぞれの場所にしまうことがめんどうに思うのです。
それなら、私は家族のモノは1カ所にまとめて置くだけにして、あとは各自にしまってもらおうと考えました。
「IKEA」の「ムーリッグ」のハンガーラックに「SKUBBハンギング収納6段」をセットして、ハンガーのモノはそのままラックにかけて、畳んだモノは「SKUBBハンギング収納6段」に家族別に置いておくことにしました。
この場所からそれぞれのクローゼットに片づけるのは各自におまかせです。ちゃんと片づける人、しばらくそのままの人……、いろいろですが、そこは自由です。家族別にカゴを並べてみたこともありましたが、この方法のほうが省スペースで置けるし、置きっぱなしにも見えません。私の洗濯家事がうまくまわるようになりました。
家事はなにかとめんどうに思いがちです。漠然と苦手に思っていると、その家事すべてが嫌になってきますが、流れを細分化してみると、ナニが苦手で手間に思うのかに気づき、ラクに取り組める方法が見つかるのかもしれません。
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ライフオーガナイザー 水谷のぶこ
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