「見せる」と「隠す」を賢く使い分け！掃除も片づけもラクになる収納のコツ

こんにちは。
ライフオーガナイザーのフカダユミです。

「おしゃれなオープン収納に憧れるけれど、実際はホコリや片づけの手間が気になる……」、そんなお悩みを持つ方は多いのではないでしょうか？　わが家では、見せる収納と隠す収納、それぞれのメリットを活かすようにしています。

スッキリと片づきながら、掃除もしやすい空間になる工夫をご紹介します。

■「見せる収納」は、家族みんなでものの管理ができることを優先

わが家では、オープンクローゼットと日用品ストックコーナーを、「見せる収納」として活用しています。見せる収納にしている理由は、出し入れのしやすさと、家族全員がものの置き場所を把握しやすいことを重視しているからです。

見せることで、ものを雑に置けないというプレッシャーはありますが、しまい込んでしまうと「あれはどこ？」といったやりとりが増え、ストレスの原因に。ものの定位置が視覚的にわかるので、みんなが管理しやすい収納として機能しています。

見せる収納で意識しているのは、収納ボックスやアイテムの統一感と、ものを積み重ねないこと。統一感のある見せ方をすることで、雑然とした印象を防ぎ、すっきりとした空間を保つことができています。

一方で、テレビボードやキッチン周り、リビング周りなどは、「隠す収納」を選択しています。ここはホコリが溜まりやすく、掃除が面倒で、雑多なものが多い場所。扉つきの収納にしたり、しまう収納にして「掃除が楽にできること」を優先にしています。

特にキッチンは、見せる収納にも憧れはありますが、油汚れなどで拭き掃除をする機会が多いため、「見た目」よりも「機能性」を重視。

収納を考える際は、「どこにしまうか」という視点に加えて、「何を優先したいか」をセットで考えることで、最適な収納スタイルが見えてくると感じています。

オープンクローゼットでは、ハンガーは「ニトリ」の「すべりにくいアーチ型ハンガー」と「無印良品」の「アルミ洗濯用ハンガー」に統一し、収納ボックスも１区画ごとに同じシリーズでそろえることで、視覚的な統一感を出しています。色も2〜3色に抑え、落ち着いた印象にしています。

テレビボードは扉がないオープンタイプでしたが、「&PAPERS」というメーカーの紙製の扉をサイズオーダーし、前面を隠すようにしました。

すると、ホコリが溜まりにくくなったため、掃除が格段に楽になりました。扉があることで、配線類も目立たなくなり、すっきりとした印象になっています。

キッチンまわりは、出しておくものは掃除がしやすいガラス製やステンレス製のものに限定。それ以外は、引き出しの中にしまっています。

このように「見せる部分」と「隠す部分」をうまく組み合わせることで、見た目も機能性も兼ね備えた収納を楽しむことができています。毎日の片づけがラクになるだけでなく、掃除もしやすくなりました。

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。