おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。
片づけ収納ドットコムでは、8月は「リユース」をテーマにお届けしています。
「リユースオーガナイザー」のインストラクターでもあるエディター中村が、自宅で細く長く、かれこれ8年くらい続けているリユースの仕組みをご紹介!
「まずはこんな小さな一歩から」という参考例のつもりが、よく考えればこの仕組みだけで、すっかりリユースが暮らしに根づいていたのでした。
■いつでも投げ込みOK!“リユースボックス”を設置しよう。
わが家の廊下収納に常設してある“リユースボックス”。
普段から「これそろそろ手放そうかな」「この子ども服はもうサイズアウトかな」と感じたものを、とりあえずこのリユースボックスへ投げ込んでいきます。
何も考えずに投げ込める行き先があるだけで、手放すハードルは一気に下がります。「後で見てやっぱり必要だと思えばまた元に戻せばいいや」と手軽に入れるのですが、「やっぱり必要!」と元に戻すものは不思議とほとんどありません。
■簡単だから、家族も気軽にモノを手放せる
リユースボックスの意外なメリットと言えば、“家族にやさしい”というところ。
ボックスを家族にもわかる位置に置くことで、家族がそれぞれ、自分のタイミングでモノを手放せるようになるのです。この“自分のタイミングで”ということは、とても大事なことだけど、忘れがち。
リサイクルショップに売りに行く前、フリマに出店する前、「売るモノあったら出しといて」と家族に言う人は多いですが、それはあくまでこちらのタイミング。タイミングが合えば手放したいと思えるものも、タイミングが合わないと途端に手放したくなくなるのがモノなのです。「方法や分類などは一切気にせず、いつでも手放したいと思ったときに、ここに入れておいてね」というスペースを作っておけば、それぞれのタイミングでモノが気軽に手放せるようになる。しかも、いくらかで売れるかもしれないのです。
以前ご紹介した、エディター秋山宅でも「リサイクルOK箱」を用意して、家族全員がリユースに参加できる仕組みを整えていました:
リユースするまでの作業を分解!!リユースが苦手の理由はここだった
■手放すときにも、ボックスをフル活用
ボックスにまとまっていれば、ブランド物だけ抜き取ってオークションへ出すこともすぐにできるし、フリマに出店するときはボックスごと会場に運び、現地では商品陳列に使うこともできます。リサイクルショップに売りに行くときも袋に移し替えることなく、ボックスごと持っていって査定をお願いすればいいだけなので本当に楽ちん!
このスタイルにすると、姪っ子や甥っ子が来たときに渡すお下がりも、「必要なものがあれば、持って帰ってね」と押しつけがましくなりませんよ(笑)
リユースボックス1つで、モノを循環させる暮らしが家族にとって当たり前になる。何より簡単に楽しく、家族みんなで続けられるのが1番ですね。考えるだけではハードルは上がる一方。まずは小さくてもボックス1つで始めてみませんか?
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 中村佳子
ブログ: おかたづけのじかん