おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
今日は、大阪府大阪市在住のライフオーガナイザー、田中佐江子さん邸のキッチン収納をご紹介します。田中さんは、ご主人と3人のお子さんと5人暮らしです。
田中邸のキッチンは、壁に向かってシンク、調理台、コンロが一直線に並んでいる壁付けI型キッチン。このタイプのキッチンは、作業動線が一直線で動きやすいのがメリットですが、“キッチンが丸見えで生活感が出やすい”というデメリットも。田中さんは、「無印良品」の「スチールユニットシェルフ」をパーテーション代わりに置き、空間をゆるやかに仕切ることで、丸見えのストレスを軽減しています。
■隠しつつも、孤立しない。こだわりのバランス
気になるのは、「無印良品」の棚の大きさ。丸見えのキッチンを隠すなら、もっと高さや横幅のあるものにするという選択肢もありそうですが…。
田中さん:
「特に気になっていたのは、ダイニングチェアに座ったときに見える、据え置き型の食洗機とシンク周りでした。そこで、それらが見えないギリギリの高さと配置にこだわりました。キッチンが暗くならず、料理をしていても孤独を感じないところが気に入っています」
なるほど!生活感を隠しつつも、キッチンにいる人が家族から孤立しないバランスを追求した結果だったんですね。
■配膳も片づけもみんなで! カフェテリア方式を採用
お子さんたちには、「家族の一員として、家事を担ってほしい」と常日頃から考えている田中さん。3人のお子さんは、幼い頃からあらゆる家事を手伝ってきたそう。その中には、もちろん料理や配膳、片づけなども含まれます。そんな田中家では、配膳と片づけは、カフェテリア方式。
料理ができたら、家族それぞれが
①キッチン手前の棚からトレイを取る
②「無印良品」の棚から、カトラリーを取る
③調理台から料理の皿をとる
④冷蔵庫の前を通ってダイニングテーブルへ
食後は、逆回転。冷蔵庫の前を通り、洗い物をシンクに置いて、トレイを定位置に戻します。「無印良品」の棚があることで、キッチンの入口と出口が明確になり、動線を整えることにも役立っているようです。
■正面だけじゃない! 裏側も有効活用
「無印良品」の棚のダイニング側には、追加パーツを取り付け、ダイニングやすぐ脇のリビングで行方不明になりがちなリモコンや、「あれどこ?」とよく聞かれるものに定位置を作りました。とても小さなスペースですが、これが本当に便利なのだそう。数が増えると乱雑に見えるので、本当に必要なものだけを厳選しています。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 田中佐江子
ブログ:3匹の子ブタ in the HOUSE
記事・写真:会田麻実子