おはようございます。
ライフオーガナイザー国分典子です。
そろそろ「年末大掃除」の言葉が、頭の中をチラチラしている方も多いはず。
そこで今日は「掃除用に」と、どのお宅にも最低1枚は置いている、ウエス(汚れを拭き取ってきれいにするための布)にするつもりの布と、どんなふうにおつきあいするかを、考えてみたいと思います。
■こんなにあったの? ウエス候補!
オーガナイズ作業に伺うお客さまのお宅でよく目にする「ウエス候補放置問題」。
家の中には、
・夫の古い下着
・体を拭くとパリパリで痛いバスタオル
・子どもの愛用品だったキャラクター柄のハンドタオル
など、ウエス候補になるものがたくさん。
もちろん、使い切れるのではあれば、問題なし! 下着もバスタオルもハンドタオルも、ウエスとして最後まで活躍できて良かった!とウキウキするはずです。
でも多くの方は苦笑しながらこうおっしゃいます。「こんな大量に置いていたなんて、気づいていませんでした!」と。
「いずれ」切って使おう、「あとで」切るから置いておこう、が、たまりたまってウエス候補が紙袋にてんこ盛り。たんすの引き出し一段分にウエス用の布類がきれいに収納されていることもあるぐらいです。その光景を見ると、こんな風に感じます。「いずれ&あとで」はきっとやって来ないだろうな、と。
■使うor使わない あなたはどちらを選びますか?
「いずれ&あとで」の思考から抜け出すカギは、ウエスを使うか、使わないかを決めること。
使う場合のメリットは、タオルや布類をリユースし掃除道具として活用できること。デメリットは、小さくカットする手間、収納量と収納場所を管理する手間がかかること。
使わないメリットは、ウエス候補が家からなくなり、空間に余裕ができること。デメリットは、ちょっとした汚れを拭き取りたいときの代用品を準備する手間かなと思います。
ではここからは、使う派と使わない派、それぞれのつきあい方のご提案をしたいと思います。
【使う派】
まず、小さく切りましょう! ここからスタートです。ハサミを使っても、手でビリビリと裂いてもOK。サイズは、数種類作っておくと便利です。
次に、どれだけの量を置いておくかを決めましょう。紙袋ひとつ分、収納カゴの右半分だけなど、明確にウエスの定位置を作りましょう。
最後は、ひんぱんに活用。これでウエス候補放置問題は解決!
【使わない派】
まずは、「どう手放すか」を決めましょう。古紙回収のときに出す、寄付をするなど、具体的な行動を決めることが重要。
次に、「いつ手放すか」決めましょう。古紙回収のときなら、ひとまとめにして出す日付をはっておくと、出し忘れが防げます。寄付をするならスケジュール帳に「送る日」を書き込んで送り忘れのないようにしましょう。面倒だからと、先延ばしにしないようご注意!
■収納の見直しはウエスの見直しから!
たかがウエス。されどウエス。なんとなく家に置いてしまっているモノに、大事な空間を占拠させてしまってはもったいないこと。あなたの大事な生活空間をスッキリとさせるために、まずはウエスの見直しからしてみませんか?
暮らしの中から「こんな大量に置いていたなんて、気づいていなかった」がなくなり、「いずれ&あとで」の思考から卒業する最初の一歩になりますように!
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー国分典子
ブログ:ライフオーガナイザー・メンタルオーガナイザー国分典子が伝えるココロが軽くなる整理術