リユースするまでの作業を分解!!リユースが苦手の理由はここだった

おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。

今月の片づけ収納ドットコムのテーマは「リユース」。ライフオーガナイザー達の体験談を紹介いたします。私のリユースに対する考え方はというと……。

数年前、家の中のものを一斉に見直したことがありました。そのとき、1つのことに気がつきました。「わが家では必要のないもの」と思っても、実際に手放すとなると捨てられるものばかりではありません。リユースできるなら手放せるものもありましたが、苦手意識を持っていました。 リユース先を考えると、実際に持っていくリサイクルショップ、ネットを利用するオークション、選択技がたくさんあります。

実は、この選択技が多いことが迷いに繋がり、苦手と思うようになっていたのです。そこで、どう手放すかを考えるのは後回し。リユースできるものを集めることから始めてみました。なんとたったこれだけのことで、リユースに取り組みやすくなったのです。そんな3つのステップについてご紹介します。

■ “リユースでOK箱”を作って、まず手放すものを集める

「手放してもOK!」と思っても、リユースできる方法を考えるとわからない。わからないと、「まぁ、今回はいいか!」とそのまま家の中に混在してしまう。はい、これは以前のわが家です。
手放すと同時に、行き先、方法までを決めないといけないと思い込んでいたのです。そこで、まずは、手放してOKのものを集めるだけにしてみようと、‘リユースOK箱’を作ってみました。

リユースするまでの作業を分解!!リユースが苦手の理由はここだった

ここには、「捨てるにはもったいない!」「もう必要ない」と思ったものを、各自部屋からこちらの箱に置き換えていきます。実は、この置き換えるという作業が、思いのほか効果がありました。自分には必要がないと頭の中で区切りをつけやすくなったのです。

■置き場所と入れ物はひと工夫 目に入るように

置き場所は2階のホール。1階から階段を上がってすぐには死角となり見えない場所ですが、各自が部屋を出入りする時には見える場所です。

リユースするまでの作業を分解!!リユースが苦手の理由はここだった

ここだと家族誰もが、「もう必要ないけれど、まだ使える!」と思ったら、すぐに部屋から持ち出し、持って行くことができます。ズボラ家族なので、アクション数は1つでも少なく、目に入りやすいようにと、蓋のない入れ物にしました。「いつでもできる」「聞かなくてもできる」「置き換えるだけ」こんなことが、私だけでなく子どもたちもリユースするというハードルを下げたようです。今では‘リユースOK箱’を見ると「あら、いつの間にか何か増えている」なんてことも。今では日常の1つになっています。

■リユース方法は、そのとき何を優先するかで決定

リユースOK箱にものが集まってきたら、箱の中のものをアイテム別に分けてみます。

リユースするまでの作業を分解!!リユースが苦手の理由はここだった

家の中を一斉に見直したときには、いろんなものが出ましたが、最近は出てくるものは決まってきています。本がメインです。こうして“集める”と“分ける”作業を別にしたことで、その後のリユースする方法も分けて考えられるようになりました。人にもらっていただくこともあれば、季節のものは少しでも高く売ろうと思って、時期を考えネットオークションを利用することも。そのときの動ける時間や取れる時間、「早く売りたい」など気持ちによって方法を選べるようになったのです。

とはいえ、リサイクルショップ、古本屋に持っていくことが多いのが現状。理由は、古本屋で本を見たいから(笑)。そして、雑貨も服も持っていくお店は、「近い」「高く売りたい」など条件に合う店舗はほぼ決まってきたので、用事をまとめて行動するようにしています。スケジュール帳を見ながら、それぞれお店と同じ方面に行く時に合わせて持っていきます。

こうして、リユースで手放すという一連の作業を分解し、それぞれ別に考え行動することで、わが家の「リユースするハードル」はうんと下げることができました。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てればうれしいです。

ライフオーガナイザー秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく シンプルing 

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