子どもが自分で片づけられる部屋づくり(後編): 思わず片づけてしまうトラップを仕掛ける?!

おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。

クリスマスの朝、子ども達がたーーくさん受け取ったプレゼントが部屋に散らかり放題で青ざめている……という方も、もしかするといらっしゃるのではないでしょうか???

そんなママ、パパを応援すべく、今日はわが家の子ども部屋に仕掛けた?「思わず片づけてしまうトラップ」についてご紹介します!

わたしは、3LDKのマンションに夫、長男(小3)、次男(年中)との4人暮らしです。わが家に「こどもきち」こと子ども部屋ができたプロセスを前編で、収納ルールを中編でお伝えしました。

過去の記事:
子どもが自分で片づけられる部屋づくり(前編):キーワードは「ここが僕の大好きな部屋!」
子どもが自分で片づけられる部屋づくり(中編): 1・2・3ルールなら簡単!かけ声は「いちっ、にっ、さんっ!」

子どもが自分で片づけられる部屋づくり(後編)

子ども部屋づくりを家族のイベントのように楽しみ、自分のことは自分でできるように仕組みもじっくり考えましたが、加えて“遊び心”も忘れないようにしています。「収納に遊び心?」と思うかもしれませんが、意外と大切!

以前は悩みの種だった剣のおもちゃ。男の子2人のわが家には7本も!
一度「いい案を思いついた!」と、傘立てに立てる収納にしたのですが、硬くて重い傘立てを転がして遊びだすという危険な状態に…。
苦肉の策で思いついたのが、平ゴムを使った収納です。

子どもが自分で片づけられる部屋づくり(後編)

今はベッドの下の面に付けています。以前押入れをキッズスペースとして使っていたときの方法が子どもたちに好評だったので、「こどもきち」でも同じ仕組みを採用しました。

作り方は簡単!平ゴムをタッカーでハの字に取り付けるだけ。
ハの字にすることで短い剣も長い剣も収納できます。ゴムの間に差し込むだけなので小さな子どもでも簡単にできますし、むしろ、この差すことがおもしろいようで誰がしまうか取り合いになるほどです。

もともと、この平ゴムを使った収納は、子どもがその頃ゴムを使って遊ぶことにはまっていたのがヒントとなりました。

実は、ほかにも子どもたちの好きな遊びから生まれた収納があります。

子どもが自分で片づけられる部屋づくり(後編)

それは、マグネットです。当時は、マグネットで立体に組み立てられるブロックがお気に入りでした。

そこで絵本棚の裏にマグネットバーを設置。迷子の常連だった自転車の鍵や財布に定位置ができました。クローゼットに上着をしまうときに、ポケットに入っている鍵をそばにあるこのバーにつけます。近くまで持っていくと引っ張られるように鍵がつく感覚が面白いと言っています。

玄関にも同じバーを取り付けてあり、大人はそちらに鍵をつけるのがベストポジションなのですが、子どもは玄関をサッと通り過ぎてしまいます。一息ついたクローゼットくらいの位置がちょうどいいようです。

ちょっとした遊び心をプラスすることで、子ども自身に「やりたい」と思わせられたなら、しめたもの。こちらとしては罠(トラップ)にはめた気分です(笑)。

できるかも→できた→やりたい!は連鎖してどんどん広がってきますね。探し物の時間も格段に減りました。

クリスマスプレゼントの収納に頭を悩ませている方がいらしたら、ぜひ「思わず片づけてしまうトラップ」を仕掛けてみてくださいね。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 中村佳子
ブログ:おかたづけのじかん

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