子どもが自分で片づけられる部屋づくり(前編):キーワードは「ここが僕の大好きな部屋!」


おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。

わが家は3LDKのマンションに夫、長男(小3)、次男(年中)の4人暮らしです。
そんなわが家の「こどもきち」こと子ども部屋を、前編・後編の2回にわけてご紹介します。第1回目の今日は、「こどもきち」完成までのプロセスについてです。

家族の間で、子ども部屋は「子どもたちだけで寝られるようになったら作ろうね」と、話し合っていたところ、長男が3年生になってすぐ、長男ではなく次男が「もう2人で寝られるから、子ども部屋がほしい!」と言い出しました。
次男の手前もあるのか、それまで「弟と2人で寝るのは…」と乗り気でなかった長男も「ほしい!ほしい!」と大騒ぎ。

私たち夫婦は、もう少し前でもいいと思っていたくらいなので、心の準備は万端! さっそく、みんなで子ども部屋を作りはじめることにしました。

それまでのわが家は、リビング横の和室がキッズスペースで、押入れの下段とテントの中におもちゃをすべて収めていました。

子どもが自分で片づけられる部屋づくり

ここにあるものと、廊下の収納スペースに収めている子ども服などを、新たに作る子ども部屋に移すという計画です。

けれども、2つある洋室は、寝室と主人の部屋兼物置としてフル稼働している状態。子ども部屋を作るには家中を模様替えする必要がありました。寝室のベッドをもう1つの洋室へ…ベッドを入れられるように物置のモノを別の場所へ…寝室の私の洋服を和室へ…といった具合です。
このときの主人の希望は、「自分のクローゼットの位置と仕組みはそのままで。それ以外は特になし!」(笑)。

そうしてできあがったのが、「こどもきち」と名づけた子ども部屋です。

子どもが自分で片づけられる部屋づくり

以前のキッズスペースが押入れの下段を使った秘密基地のようなスタイルだったので、その名残もあり「こどもきち」という名前に決めました。

あえて名前をつけたのは、そのほうが部屋に愛着もイメージも沸きやすく、ただ片づけるというよりは、自分の空間を「作り上げる」という意識に変わると感じたからです。

子どもが自分で片づけられる部屋づくり

7畳の洋室(元寝室)に、ベッドが2つと机が1つ、おもちゃと絵本、洋服も。子どもたちの『寝る・着替える・遊ぶ・勉強する』が、ここで完結するよう、子ども関係のほぼすべてのモノを集めました。自分のことは自分でできるよう、収納にも工夫しています(その詳細は次回!)。

この部屋を作り上げるにあたって、子ども達へは“ある想い”もあって、少しずつ本人の希望を聞き取っていきました。

“ある想い”……、それは子どもたちに、これから過ごす「こどもきち」をずっと好きでいてほしいということです。「今日からここが子ども部屋だよ」と完成した部屋を与えるのではなく、考えることも手を動かすことも一緒にして作り上げ、その過程で愛着を持ってほしい…。そんな想いがありました。

たとえばこちらは、「こどもきち」作りの途中、元寝室が空っぽになったときに開催した「こどもびじゅつかん」の様子です。

子どもが自分で片づけられる部屋づくり

子どもたちが描いた絵を壁一面に貼りつけて、小さな美術館風に仕立てました。祖父母に招待状を送り、お披露目会も開催。ずっとしまったままの絵が飾られて、子どもたちもとてもうれしそうでした!

仕事で使っているプロジェクターを持ち込み、借りてきたDVDを投影して「こどもえいがかん」を開いたこともあります。お友達を招き、ポップコーンを食べながら、大迫力の画面で子どもたちが大好きな恐竜映画を鑑賞。子どもも大人も満喫しました!

そんな過程を楽しみながら、「もうすぐここが、子ども部屋になるんだよ!」と話していると、子どもたちのワクワクする気持ちも募ったようです。

子どもが自分で片づけられる部屋づくり

子どもが自分で片づけられる部屋にするには、使いやすさも仕組みも大切ですが、それよりも「ここが僕の大好きな部屋!」という想いが一番だとわたしは思います。

大好きな部屋だからこそ、大切にきれいに使いたいと感じるのは、大人も子どもも同じこと。そんな想いがあれば、親が口うるさく言わなくても、子どもたちは自然と自立し、片づけを身につけ、そして結果的に、家族みんなが時間と心に余裕を持った暮らしができるようになるのではないかと思っています。

「こどもきち」作りは、わが家にとって心を育むイベントになりました。

あなたは生み出された時間で何をしますか? 何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てればうれしいです。

(「こどもきち」後編へ続く)

ライフオーガナイザー 中村佳子
ブログ: Drawer Style | ママと子どもにやさしい収納

編集:さいとう きい