おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
今日は、東京都世田谷区在住のマスターライフオーガナイザー松居麻里さんをご紹介します。
3年前に建てた2LDKのご自宅に、ご主人と二人の息子さんと4人暮らしの松居さん。男の子が二人もいるとは思えない、すっきりしたご自宅には「なるほど!」とうならされるアイデアがいっぱいです。
松居邸をご紹介した過去記事はこちら:
・すっきりリビングの秘密は、収納スペースの抜群の収納力と配置にあり
・快適キッチンの秘密!キッチンツールは使用頻度から収納場所を決めて
・掃除が驚くほどラクになる!床置きしない洗面・脱衣所収納のアイデア
リビング・ダイニングルームから続く階段を上ったところにあるのが、11歳と9歳の2人の息子さんのための子ども部屋。リビングと子ども部屋を隔てるドアはなく、カーテンがあるだけ。常に子でもたちの気配を感じられる空間設計になっています。
子ども部屋の家具は勉強机と二段ベッド、そして「無印良品」の収納棚。勉強机の横には、ランドセルを置くための小さな棚も配置しています。
長男(右の棚)は、それぞれの棚に教科書とノートを教科ごとに平置きで収納、次男(左の棚)は棚板をはずして図鑑や教科書を縦に収納するなど、異なる個性に合わせた仕組みをつくっています。「学校のプリントはココ」「おもちゃはココ」「取っておくものはココ」と、それぞれ収納する定位置を決めておくと、散らかってしまっても自分たちですぐに片づけられます。
帰ってくるや、カバンや上着をそのへんにポイッと投げる子どもの行為に、イラッとすることってありますよね。後で片づけると言っても、結局はそのままになってしまいがち。そこで松居さんは、子ども部屋に入ってすぐの壁に、カバンや上着、帽子などをかけるために「umbra」の「フリップフック」を取り付けています。上着を脱ぐときにカバンなどもまとめてかけられるようにしました。使わないフックは収納できるので、子どもがぶつかってケガをしたり、洋服をひっかけて破いたりすることもありません。
子どもの動線にあわせた配置決めとそれぞれの個性を生かした収納法を選んでいる松居邸。「片づけなさい!」と声を荒げるのではなく、スムーズに片づけられる工夫を凝らすことが、松居さんの「心の余裕」につながっているようです。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
記事:油科真弓
撮影:川俣満博
写真提供(3枚目):さいとうきい
編集:会田麻実子
ライフオーガナイザー 松居麻里