兄弟でも違う!クローゼットの「たたむ収納」と「かける収納」

おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。

今日は、神奈川県鎌倉市在住のマスターライフオーガナイザー、住江直美さんに、子ども部屋の収納についてお聞きします。

住江家の子どもたちは、18歳と12歳の2人兄弟。同じ家、同じ両親の元で育った、同性の兄弟ですが、衣類の収納方法が違います:

兄弟でも違う!クローゼットの「たたむ収納」と「かける収納」

長男の部屋では、衣類はクローゼットに「かける収納」(左)。次男の部屋では、「たたむ収納」でチェストに収められています(右)。

以前は子ども達の洗濯物を、どちらもたたんでいたという住江さん。どうして現在は、兄弟で収納のスタイルを変えているのでしょうか?

兄弟でも違う!クローゼットの「たたむ収納」と「かける収納」

こちらは18歳の長男の部屋。「元々、片づけが苦手だった」というのが信じられないほど、整理整頓されています。

中学に上がる頃に、どこに何を収納すればいいかを母子で一緒に考え、彼にあった収納方法を見つけ出してから、自分で部屋を片づけられるようになりました。

兄弟でも違う!クローゼットの「たたむ収納」と「かける収納」

長男の衣類を「たたむ収納」で管理していた頃は、住江さんが洗濯してたたんでおいた衣類をなかなか片づけられなかったそう。

すべての衣類をハンガーにかけてクローゼットに収納する仕組みに変更したところ、スムーズに戻せるようになりました。

兄弟でも違う!クローゼットの「たたむ収納」と「かける収納」
 
こちらは、12歳の次男の部屋。兄弟が小さかった頃は一緒の部屋に置いていた「親子ベッド」を、今はそれぞれの部屋で使っています。ベッドの下は、本棚に収まりきらない“2軍”のマンガやゲーム、ふとんの収納スペースです。

兄弟でも違う!クローゼットの「たたむ収納」と「かける収納」

「たたむ収納」に負担を感じていない次男のチェストには、きれいにたたまれた衣類が整然と入っています。

けれども、戻す場所を覚えておくのは苦手だったため、「セーター・トレーナー」「長ズボン」といったラベルを貼るようにしたら、自分できちんと衣類を管理できるようになりました。

兄弟だからといって、収納の向き、不向きが同じわけではありません。以前ご紹介した吉川邸でも、一卵性双子姉妹のクセの違いに驚かされました:
双子でもこんなに違う! 収納も見守ることで、子どもの片づけ力を育む!

子どもをじっくり観察したり、子どもと一緒に考えたりしながら、収納の向き、不向きを探し出し、少しずつ暮らしに取り入れていくことで、「子どもが自分で片づけられる収納の仕組み」が完成していくようです。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

マスターライフオーガナイザー 住江直美さん

記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:さいとうきい

住江邸をご紹介した過去記事はこちら:
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