おはようございます。
ライフオーガナイザーの白石規子です。
今日は神奈川県鎌倉市在住のライフオーガナイザー花垣志乃さんのお宅をご紹介します。
鎌倉の海を見下ろす高台に立つ築4年の戸建てに、ご主人と5歳の息子さんとの3人で暮らしている花垣さん。収納や片づけの仕組みづくりはもちろん、広告のインテリアスタイリストとして活躍していた経験を生かした、インテリアも素敵なお住まいです。
“生活感が感じられない、おしゃれな生活をしたい”という人は多いと思いますが、花垣さんが意識しているのは、“生活感があり、子どもの気配を感じられる部屋づくり”。
リビングに、子どもが描いた絵や工作などを飾って「インテリア」として見せるなど、息子さんが5歳の今だからこそできる空間を大切にしています。もちろん、空間によっては、生活感を感じさせない収納の工夫もあります。
TVボードの下は、おもちゃの収納場所。中身がわかるように「くるま」「れご」「でんしゃ」など、イラストと文字でラベリングした箱を入れています。遊びたいときにはすぐに取り出せ、片づけるときにはすぐに入れられるように、フタは外したまま。成長とともに中身が変わっていくので、その都度、ラベルも変えています。
家族がソファでくつろぐときに見やすい場所には、息子さんの作品コーナーをつくりました。何を飾るのかを決めるのは息子さん自身。ニュースペーパースタンドを使ったディスプレイに、自分が飾りたいものを自由に飾っています。花垣さんにとっては、息子さんの成長とともに変わっていく作品も楽しみのひとつだそう。
“お風呂に入るときと眠るとき以外は、リビングダイニングで過ごす”というのが部屋づくりのコンセプト。子どもの洋服も、すべてリビングダイニングに収納しています。
制服とバッグをしまうスペースは、幼稚園と同じ仕様のロッカーにするという工夫を。さらに、ハンドタオルとティッシュを1日分ずつセットにしてハンギングポケットに収納しています。幼稚園と同じ仕組みのおかげで、お出かけのときにはひとりで支度をしてくれるそうです。
子どもの“できる”を考えて仕組み化することで、子どもの気配を感じられながらも、乱れにくく、美しい部屋ができあがります。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー/クローゼットオーガナイザー 花垣志乃
記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:白石規子